2012年6月2日土曜日

Dag van de Open Kerken 教会オープンデー


ルーヴェン市内の教会オープンデーがありました。ベルギーはキリスト教国ですので、市内にはたくさんの教会があります。もちろん信者であれば、教会を訪問して神と対話することも気軽にできるのでしょうが、平均的日本人である私の場合、教会を訪問するというのは、意外と敷居が高いのですよね。不信心なものが、この崇高な場所に物見遊山で行ってもいいのかしらと思ったりして・・・。教会自らがその場所を観光名所として認めていて、観光客を積極的に受け入れているんならいいんですけど、街角の小さな、それでいて信仰心にあふれた雰囲気の教会の場合、二の足を踏んでしまいますよね。
そんな不信心者でも、「どうぞご遠慮なく教会にお立ち寄りください」というイベントが市内の教会8箇所でおこなわれました。

Sint-Pieter (Grote Markt) ルーヴェンで最も有名な教会。
普段は有料のデーレク・バウツ絵画などを飾ってある内陣部分も無料公開

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Sint-Michiel (Naamsestraat) 
教会内ではダンスと歌のパフォーマンスがが行われていました

Sint-Kwinten (Naamsestraat) 
4時半には閉館だったところ、ギリギリに入館を認めていただきました
Sint-Antoniuskerk (Pater Damiaanplein) 
ダミアン神父の眠る教会(ダミアン神父については別項)

Sint-Alfonsius(Brabançonnestraat)
現在は閉鎖されて普段は非公開

Sint-Jozef (Bogaardenstraat) 近代的な教会 当日はオルガンコンサートが行われていました
そのほか、O.L.V. Ter Koorts (Vlamingenstraat) 公園の近くにある教会とSint-Jan-de-Doper (Groot-Begijnhof) 我がベギンホフの教会もオープンチャーチデーに参加していました。各教会はスポットライトで装飾され、各教会では、ガイドがスタンバイして求めれば説明をしていただけます。また、コンサートやパフォーマンスなどがおこなわれていました。さらにLeuven周辺の4大修道院
Abdij van Park (Heverlee), Vlierbeek (Kessel-Lo), Keizersberg (Leuven)、 Sint-Geertrui (Leuven)も開放されていたそうですが、こちらには今回は訪問しませんでした。

雨の中、これだけの教会に歩いて訪問していくのはなかなか骨折りでしたが、すべての教会がそれぞれに個性的で見所も多く、信仰心の薄い私でも敬虔な気持ちになってしまうような教会の雰囲気には、やはり圧倒されました。とても良い機会であったと思います。