2012年11月30日金曜日

Zwembad Kessel-Lo 市営スイミングプール

ルーヴェン市民になると旧市庁舎で市民説明会が開かれます。その際、ルーヴェン市内で使えるクーポン冊子をくれるのですが、その中の1枚に市営スイミングプールの無料券が入っていました。しっかりものの(ケチな?)私としては、せっかくの無料券ですから無駄にはしません。バスを乗り継いで、Kessel-Loのプールへとやってきました。
(Leuven駅から370番などのバスに乗り、Kessel-Lo Park Heuvelhofで下車)
スイミングプールは、広いスポーツ公園の中にあります。陸上競技場やサッカー場もある公園の一角の体育館の1階(日本風に言うと2階)にスイミングプールがあります。25M×6レーンのプール1面と幼児用の浅いプールがあります。
ちなみに、この体育館の0階には畳の道場もあって、道着を着た子供たちが武道の練習をしていましたよ。
Locatie: Zwembad Kessel-Lo
Tel. :016 25 34 80    
Stadionlaan 4, 3010 Leuven
http://www.leuven.be/vrije-tijd/sport/sportaccommodatie/zwembaden/overzicht-zwembaden/zwembad-kessel-lo.jsp



大きな地図で見る

Leuven市にはここ以外にSportoase という大変立派なスポーツ施設があります。市民に広く利用されているようでした。ただ私は利用したことはないので詳しい使用方法はよくわかりません。インターネットも英語表記がないので・・・。詳しくご存知の方がおられたら教えていただければ幸いです。一応プール利用料金だけ記載しておきます。(ルーヴェン市民)大人5.00EUR,
10回券35.00EUR、12歳以下子供2.00EUR 10回券15.00EUR 市民以外だと0.5EUR料金が上がります。
Sportoase Philipssilte 6 3000 Leuven TEL:016 740 740
http://www.sportoase.be/nl/

2012年11月29日木曜日

ルーヴェンでお買い物・朝市

ルーヴェンでお買い物する楽しみは、何といっても朝市です。
朝市のスケジュールは、Leuven市のHPで確認できます。
私は、主に金曜日の図書館前広場のマルクトと日曜日のHeverlee駅前のマルクトに行っています。マルクトの店員さんは下手な英語/フラマン語でもたいてい笑顔で応対してくれます。ただ時々、不愉快な顔で応対をされることもありますが・・・。まあ、くじけずお買い物に行き続ければ、顔なじみになって買い物も楽しくなってきます。私の、お気に入りのお店の写真をいくつか貼っておきます。
お肉屋さん 豚バラ肉の薄切りを頼んでいます
(Heverlee Leuven金曜朝市どちらにも出店してます)
チキンの丸焼き、スペアリブ、パエリヤなどなどどれも美味しいHeverleeのお店
お気に入りのチーズ屋さん Leuven金曜朝市
下手でも臆せずフラマン語で注文するととても喜んでくれます
きのこ専門店 一度だけ生のポルチーニ茸がありました
信じられないほどの香り!イタリア版松茸かな?
シコン(チコリ)専門店 農家の方みたいです
Heverleeの魚屋さん 
Heverleeの朝市へ行った時は必ずここで買い物します
このほか、ルーヴェンの土曜市は、普通の食材の他、小さな骨董市もやっています。土曜市は午後までやっているので観光客でも楽しめます。土曜市の場所はBrusselsestraatとLayenspleinあたり。(聖ペテロ教会の近く)

2012年11月28日水曜日

Antwerp アントワープ 11月

アントワープに行ってきました。毎月最終水曜日はアントワープのいくつかの博物館が無料になります。それを目当てに出かけてまいりました。

<当日のルート>
9:20Leuven→(SNCB)→10:18アントワープ中央駅→(Metro)→チョコレートショップ「Hans Burie」→マイヤー・ヴァン・デン・ベルグ美術館→プランタン・モレトウス印刷博物館→ (Metro) →昼食→ (Metro) →ノートルダム大聖堂→市庁舎→聖ヤコブ教会→ベギンホフ→15:42アントワープ中央駅(SNCB)→Leuven

<アントワープ中央駅>レオポルド2世の命令よって着工された壮麗な駅舎。これを見るだけでもアントワープに来る価値あります。0階にインフォメーションセンターがありますので、ここでアントワープの地図を入手して(無料)、街歩きに出かけましょう。トイレや(有料0.5EUR)大きな荷物を入れられるコインロッカーもあります。

<Metro>
De Lijn(フランダース地区の公共交通機関)運営のメトロ。中央駅から地下で直結しています。市内中心部へは徒歩でも20分くらいですが、今回は地下鉄で行きました。GroenPlaats駅で下車

<チョコレートショップ「Hans Burie」>
サッカー日本代表ゴールキーパー・川島選手がTV番組「アナザー・スカイ」の中で紹介していたアントワープの高級チョコレートショップ。Antwerpen(手を投げるの意)の名前にちなんだ「手」の形をしたチョコやダイヤモンドの形のチョコなどあり、お土産にも適した品揃え。もちろんプラリネもいろいろ。プラリネ4個を購入(
3.85EUR)。
Hans Burie
Gasthuisstraat 3. 2000 Antwerpen.
TEL. +32(0) 3 232 36 88. FAX. +32(0) 3 231 33 49
周辺のショップも皆おしゃれ。ウィンドウ・ショッピングも楽しいエリア。
左 BURIEのウィンドウ 右 インテリアショップのクリスマスディスプレイ
 <マイエル・ヴァン・デン・ベルグ美術館>

貴族のマイエル・ヴァン・デン・ベルグ氏の邸宅を改装し彼が蒐集したコレクションを中心に展示。ピーテル・ブリューゲルの「狂女フリート」は必見。ブリューゲル絵画の面白さに惹きつけられました。貴族の館の雰囲気も味わえます。おすすめ美術館。
Museum Mayer van den Bergh
Lange Gasthuisstraat 19 2000 Antwerpen
03 338 81 88 fax +32 3 338 81 99
open from Tuesday to Sunday 10am to 5pm 大人 8.00EUR 
毎月最終水曜日 無料

<プランタン・モレトウス印刷博物館>
活版印刷の工房を保存・展示している博物館。港湾都市として発展したアントワープ。船の運航に欠かせない地図の印刷はこの地の大きな産業でした。古い書物やエッチングの原版などが展示され、また活版印刷工房の様子が保存されていて、当時の様子がよくわかります。工房見学大好きなので、この博物館は個人的にとってもツボでした。2005年世界遺産登録。
参考TV番組:http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cards602.html
Museum Plantin-Moretus V
rijdagmarkt 22-23 2000 Antwerpen tel.
+32 3 221 14 50
fax +32 3 221 14 71
Open from Tuesday to Sunday 10:00 - 17:00 大人 8.00EUR 
毎月最終水曜日 無料


<昼食・Korean Restaurant Ariran>
アントワープ中央駅の近くには中華街・エスニック街があります。今回はここで昼食。
Arirang Statiestraat 8, Antwerp TEL03 2322594   
左上:ビビンパ15.00EUR 左下:韓国お惣菜 
右下:Soup with beef, leek, Chinese cabbage and radish 15.50EUR

<トラム>
トラム10番で街の中心に戻ろうと思ったのですが、この日はストライキだったようでいくら待ってもトラムはやってきません。仕方なくメトロ利用。欧州では、突然ストや通行止めなどと直面することがあるので、ひるまず迂回方法を考えなければなりません。日本ではちょっと考えられないことなので、こういう点は疲れますね。

<ノートルダム大聖堂>
言わずと知れた、アントワープの観光名所。「フランダースの犬」「ネロ少年」「ルーベンスの絵」というキーワードで多くの日本人が訪れています。静謐な雰囲気と迫力あるルーベンス絵画を堪能できます。ただ、今回は教会の修復工事中でしたので以前に来た時より味わいが欠けていたかな。ちょっと残念でした。
De Kathedraal Groenplaats 21 2000 Antwerpen 
大人 5.00EUR Tel: 32 (0)3 213 99 51 Fax: 32 (0)3 231 86 17


<市庁舎・市庁舎前広場>
アントワープの名前の由来となったブラボー伝説の像がある市庁舎前広場。ここは良いフォトポイントです。市庁舎内部へは一階の一部分に入れるだけ。残念ながら、ネロ少年が絵画展に落選・落胆したという物語の舞台となった、「市庁舎の階段」を直接見ることは叶いませんでした。
Grote Markt 1, 2000 Antwerpen 03 221 13 33

<聖ヤコブ教会>
ルーベンスが眠る教会。ルーベンスの絵画もあるという。この日は残念ながら非公開でした。

<ベギンホフ>
世界遺産。ベギン会修道院の共同住宅エリア。おしゃれでモダン、活気のあるアントワープの街の中で、タイムスリップしたような中世の趣があふれる一角です。

<SNCB>
アントワープ中央駅からルーヴェンへ。途中、25分も停車して(理由不明)、予定時刻より30分近く遅れてルーヴェンに到着しました。

<ひとこと>
アントワープ王立美術館は2017年まで改装のため閉館中。フランダース絵画の秀作を沢山所有しているので訪れたかったのですが・・・。その点は、とても残念した。冬の寒い一日でしたが、おしゃれで活気ある街並みとブリューゲル絵画と歴史ある建物を楽しむことができました

2012年11月26日月曜日

Restaurant Zarza

Zarza
Bondgenotenlaan 92
3000 Leuven, Belgium
016 20 50 05
www.zarza.be/
Food type: Belgian, French
Reservation:recommended
Today's order: 3 course lunch 28.6EUR + white wine(half bottle)14.00EUR

mousse van ganzelever, salada van wiltoof en appel, kumquat & brioche toast
Zeewolf, lardo di callonato, peri, dragon saus, gebbakken aardappel
Naugat glace, coffiecrumble, jivara Lactee


美しい盛りつけ。工夫に富んだ食材の扱いで、変化に富んだ食感が楽しめる。そのハーモニーが楽しく美味しい。ボリュームもしっかり。店の雰囲気も暖かく、価格もリーズナブル。素晴らしいレストランでした。
*****

2012年11月25日日曜日

Lier リール 11月

Lier。街の主だった施設は全て徒歩でまわれる、人口3万人の小さな町。日頃愛読しているブログ「ベルギー移住生活」のブログ主さんがお住まいになっている町ということで、そのブログ上で多くの写真を拝見してはいたのですが、ようやく足を運ぶ機会を得ました。
「ブリュージュに次いで美しい街」という噂は本物。ネーテ川に囲まれた小さいけれど落ち着いたベルギーらしい上品な街並みにすっかり魅了されてしましました。

 <日程>
10:05 Leuven発アントワープ行き→リール着10:55→市庁舎・マルクト広場・ジンメルの塔、ベギンホフ、ジンメルの塔12時→ランチ→教会→お菓子→14:05ハッセルト行き列車(遅延)→15時過ぎLeuven

 <Lier駅からマルクト広場へ>
Lier駅は本当に小さな駅。駅から中心地までは徒歩10分くらいでしょうか。途中、ネーテ川に沿って城壁跡(リング)があり、ここが城壁都市であったことがわかります。
<マルクト広場・市庁舎>
Lierの街の中心地、マルクト広場。市庁舎の塔には1369の文字が刻まれています。この地がいかに早く成熟していたかわかります。また内部も美しいらしいのですが、いかんせんこの日は日曜日。残念ながら内部を見学することはできませんでした。

<begijnhof>
ベルギー街歩きには欠かせないbegijnhof訪問。Lierのベギンホフは小さいながらも中世の面影が色濃く残っている素晴らしいもの。数々のベギンホフに行きましたが、Lierのそれは、訪れるに値する美しさだと思いました。外国人の観光客も多く訪れて、良いカメラで写真を撮っていましたよ。魅力的な路地がたくさんあります。
 <ジンメルの塔>
 Lierのランドマーク。1930年この地に生まれた時計職人・ルイス・ジンメルによって作られた天文時計。大時計の文字盤の上下に月と地球が配置され、左右5つづつの文字盤が暦を示している。塔の内部の57のダイヤルが動いて月齢潮の干満黄道など、天体の運行で発生する現象を表している。毎日12時には時計自家権人形が塔の右側で行進する。隣接する博物館ではジンメルの作業室も公開されているらしいのですが、訪問した日はお休みで中に入ることはできませんでした。残念。
<昼食/Brasserie Elzenhof>
サッカー・日本代表GK川島選手が日本のテレビ番組「アナザー・スカイ」の中で紹介していたレストラン。番組の中では店名は紹介していなかったのですが、マルクト広場に面したレストラン何軒かのうち、外観から推測して入店してみたら大当たり。歴史のある外観とモダンでスタイリッシュな内装のコントラストがおしゃれな店。典型的なベルギー料理も味わえますし、Lier散策にはおすすめの一軒かなと思いました。2品+ドリンクで35.00EURくらい。
Brasserie Elzenhof
 Grote Markt 41 2500 Lier, Belgium
+32 03 480 09 97
http://www.elzenhoflier.be/ 

 <聖グルマス教会>
ネーテ川を越えて、最後に聖グルマス教会へ。日曜日はミサの関係から内部に入場するのに時間制限があります。私がいったときは残念ながら時間外だったので外側だけで我慢。ステンドグラスの美しさで有名な聖グルマス教会の外観から、この地の豊かさを感じることができました。
 <リール土産>
 リールのパティスリーでみつけた小さなお菓子。
Bakkerij De Vocht Werf, 16. Telefoon: 03 480 17 75. Fax: 03 480 17 75. E-mail: info@bakkerijdevocht.be

反省。やはり、ベルギー街歩きは日曜・祭日以外の日に行かなければなりませんね。天候の良い日を狙っていったので日曜日になってしまったのですが、行ってみたい施設はことごとく閉館。お店もしまっていました。でも、静かな日曜日は、Lierの上品な美しさを際立たせてくれるような気もします。名所旧跡をたどるのではなく、街を歩いて、街の空気を吸って、街の美しさを味わうという本物の「街歩き」の一日となりました。

2012年11月14日水曜日

Mechelen メッヘレン 11月

ベルギーにしては珍しい天気の良い秋の日。この天気を逃すのは勿体無いということで、Leuvenからは近いMechelenにデイトリップ。この日は、Leuvenからバスで車窓を眺めながら行きました(40分くらい)。

<日程>
9:26 Leuven→Mechelen駅→市庁舎(観光案内所)・カテドラル・ヤン教会・国立タペストリー工房・ビスマルクト・塩取引所→昼食(ホテルノボテル)→ビスマルクト魚屋でお買い物→14:15頃帰途

メッヘレンは、神聖ローマ帝国皇帝カール5世が育った歴史ある街。1531年ブリュッセルに王宮が移り政治の中心地になる以前、ここメッヘレンにブリュゴーニュ公国の宮廷がおかれていました。カール5世を育てた叔母のマルガレーテの宮殿も現存しています。その質素なたたずまいはマルガレーテの人柄をしのばせます。中世フランドル地方の雰囲気を残した落ち着いた街並みやダイル川の水辺の美しさなど、メッヘレンはゆっくりと散策するのにピッタリの街です。
現在は家具の街としても知られていて、駅の近くには家具屋が軒を連ねています。

<観光案内所>
メッヘレン駅からバス1番で5~6分。観光案内所は、マルクト広場・市庁舎の横にあります。メッヘレンの地図は有料で0.50EUR。いろいろな情報を収集できるので個人旅行には有用な観光案内所。このメッヘレン観光案内所の中には「Opsinjoorke(不実な夫)」という不思議な名前の人形のレプリカが置いてあります。観光案内所の前にはこのOpsinjoorkeの像もあります。このOpsinjoorkeに関するエピソードは、こちらのブログに詳しく書いてありました

<市庁舎・マルクト広場・スヘーベンハウス(助役館)>
観光案内所の隣。外観はカール5世の彫り物もある豪華な建物。内部にはフランダースの歴史を彩ったエピソードを織り上げたタペストリーがあるそうなのですが、残念ながら10月で市庁舎内ガイドツアーは終了。マルクト広場にはオーストリアのマルガレーテ像が建っています。その奥に立っているスヘーベンハウスはメッヘレン最初に建てられたタウンホール。現在は博物館になっています(今回はパス)。

<聖ロンバウツ大聖堂> 5月に訪問した時に塔(97.28m!)には歩いて登りましたが、今回は、教会内部をじっくりと見学。大聖堂内にはヴァン・ダイク(ルーベンスの弟子、後に英国の宮廷画家として活躍)の「十字架のキリスト」祭壇画があります。

<begijnhof><国立タペストリー工房>
メッヘレンをしばし街歩き。街の北側にあるbegijnhofへも5月に続いて再訪。さらに路地をそぞろあるいて国立タペストリー工房にたどりつきました(中庭のみ見学・週末はガイドツアーもある)。
http://www.dewit.be/De-Wit-Home-Manufacture-Wit-Home-DesktopDefault.aspx?tabid=1&lg=en
参考URL http://www.hollandflanders.jp/wp/newsletter/?p=2828

<昼食・ホテルノボテルレストラン>旧ビール工場を改装してオープンしたモダンな外観のラモット・コンファレンス・ヘリティジセンター近くにあるホテルノボテルの一階で昼食。日替わりランチセットは前菜+メインで10.50EURのお得メニュー。


<大橋・塩取引所・旧魚市場・コーレンマルクト>
ダイル川に面した旧塩取引所の青いドア。ドアの上に鮭の彫り物があります
ダイル川にかかる大橋(メッヘレン最古の橋)。ダイル川はLeuvenにも流れている親しみのある川。Leuvenからメッヘレンは運河でも繋がれていて、中世から繁栄したフランドル地方の諸都市の繋がりを感じます。川沿いは親水公園になっていて、散策もできます。またこのあたりはメッへレンは発展した当初の街の中心で、旧塩取引所や旧魚市場・コーレンマルクト(穀物市場)など、現在のマルクト広場周辺がメッヘレンの中心になる以前活況を呈していたところです。旧魚市場に残る魚屋さんでお買い物。「メッヘレンは素敵な街ですね」と声をかけると、魚屋のおかみさんは「そうでしょう!この街は私たちの誇りよ!」と自信を持って答えてくれました。

2012年11月13日火曜日

Sinterklaas シンタクラース・パレード

サンタクロースのモデルとなったとも言われるシンタクラース。
12月6日、ベルギーやオランダの子供たちにプレゼントを運んできてくれるという伝説の聖人。このシンラクラース、なぜかスペインから船でベルギー(オランダ)に、真っ黒な顔のピートという従者達をつれてやってくるという設定。やっぱり、これは神聖ローマ帝国つながりでしょうかね。
ルーヴェンの街でもシンタクラースパレードがありました。子供たちは手に手にシンタクラース宛の手紙をもってGrote Marktに集まって出迎えの歌。とっても可愛らしいイベントでした。


ちなみに、アントワープにやってきたシンタクラースの様子は、ベルギーのテレビ局で生中継。こちらもすっごい盛り上がりでした。


日本ではちょっと馴染みのないキャラクターですが、こちらでは大人気。街のショコラティエではシンタクラースとピート達をかたどったチョコレートがディスプレーされていますよ 。

2012年11月10日土曜日

第一次世界大戦終戦記念日 Allerheiligen 11月11日


 多くの欧州人にとって、第一次世界大戦は忘れることのできない戦争です。欧州中を巻き込んだ激しい戦争は、近代兵器の登場と相まって、多くの犠牲者をもたらしました。そのため欧州各地では、戦争終結の11月11日を戦没者慰霊の日として位置づけ、慰霊祭をおこないます。
とりわけフランス・イギリスとドイツに挟まれたベルギーでは、多くの街が戦いの主戦場となました。壊滅的な被害を受けた街も少なくありません。ベルギー西部の街「イーペル」は、そうした街の代表です。現在では街の主だった建物は再建され、美しい街並みを見ることができますが、そうした悲しい記憶をとどめるための「戦争博物館」や、戦死者の名前を刻んだ慰霊碑もあり、この街の歴史を感じることができます。現在でも多くの人がこの街に訪れ博物館などを見学し、欧州の歴史を学んでいます。特にこの地で英国軍人がたくさん戦死したため、今でも多く英国人がこの地に慰霊に訪れており、お土産物店もそうした人たちを対象とした品物を揃えています。ベルギーの他都市と少し様子が異なる雰囲気が、イーペルには漂っています。
11月11日、毎年この地で戦没者慰霊の国際セレモニーがおこなわれます。2012年度はベルギー王太子出席の下、ベルギー・フランダース関係者はもとより、英国・米国大使など各国代表が参加して、慰霊祭がおこなわれ、黙祷や献花が捧げられました。その様子はフランダースのTV局・eenでも生中継されました。

St. Martin's Day セント・マーティン・デイ ランタン行列

Begijnhofでセント・マーティン・デイ ランタン行列がありました。Begijnhofの洗濯室に手作りのかわいい案内ポスターが貼ってあったのをみて、参加ました。私もこの行事のこと、何にも知らなかったんであわててwikiで調べました。→wikipedia

小さな子供さんを持つBegijnhofに住む有志が声をかけて始めた、小さなランタン行列。本来はお菓子をもらったりするみたいですが、ベギンホフのものは、敷地を一周したあと集会所でホットチョコレートを振舞ってもらえるという可愛らしいものでした。ランタンを手作りしたい方は事前に作り方も教えてもらえるとのこと。10家族くらい参加していたかな。子供たちはもとより、大人も参加していましたよ。冬の長く暗い夜にほっこりとする行事でした。 

2012年11月9日金曜日

KU Leuven 学生オーケストラコンサート

KU Leuvenの学生オーケストラのコンサートに行ってきました。会場は普段は講義に使われているホール。プロの司会者を招いての進行付きで、結構楽しかったです。

2012年11月8日木曜日

Kineplis Leuven ルーヴェンの映画館(1)


ルーヴェンで商業映画を見るなら、Kinepolis。ここは所謂シネマコンプレックスです。価格は大人9.00EUR。上映作品はインターネットで検索できます。英語の映画には、フランス語とオランダ語の両方の字幕が付きます。チケットは1階の窓口か自販機で。大人気作品でなければ、そう混雑はしていません。
私たちは、ルーヴェン滞在中に「007 Skyfall」と「アルゴ」をこの映画館で見ました。「アルゴ」は在イラン米国大使館人質事件をモチーフにした映画。2013年アカデミー作品賞にもノミネートされている話題作ですが、何とルーヴェンで見たときは、日本人である私たち以外観客ゼロ。おまけに、映画館はお客が全くいないと勘違いしたのか、上映時間になっても映画が始めてくれない。文句を言ってようやく上映開始したと思ったら、今度は音声がでない。もう一度文句を言ってようやく最初から上映してもらったという次第で・・・。
アメリカ人にとっては英雄譚で、現在のイスラム社会に対する閉塞感のなか溜飲を下げるような題材なのでしょうが、ベルギー人は興味ないってところでしょうかね。日本人である私にもあんまりピンときませんでしたが。まあ、広い映画館で自分だけが観客という日本では考えられないような稀有な経験をできたという意味で、とっても面白かったです。
映画「アルゴ」。写真はアカデミー賞HPから。
http://eiga.com/official/oscar/all.html#a02

Cinema ZED @ STUK ルーヴェンの映画館(2)

ルーヴェンで芸術的な映画や名画などを見たいなら、STUKの中にあるCinema ZEDで。STUKはKU Leuvenのアートセンターで、映画館以外にも演劇のためのアトリエや小展覧会のためのスペースなどがあります。映画館は200席くらいあったかな。古い外観からは想像もつかない立派な施設です。大学がこれだけしっかりとしたアートセンターを所有しているというのは驚きです。

ここSTUKを拠点としたイベントも随時開催されています。イベントについてはインターネットで確認できます。学年はじめの9月にはSTUK Startというイベントがあり、映画や演劇・展覧会などが4日間にわたって行われました。多くの方に参加してもらいたいためか、すべてのイベント参加費は無料。私はこの期間中、日本のアニメ映画「Summer Wars」を見ました。「Summer Wars」はバーチャル世界と美しい農村風景を背景とした現実世界とが交錯する意欲作。日本の原風景や習俗が詳細に描かれているのですが、ベルギー人の目にはどのように映ったのでしょうか?
私自身はアニメ映画にそれほど詳しくはないのですが、「Summer Wars」は日本でも結構ヒットした映画のよう。「Summer Wars」の上映は、イベント期間中4回ほどあったので、全体で何人が鑑賞したのかはわかりませんが、私が見に行ったときは15人くらい来ていたかな。日本人はそのうち3人ほどでした。あとは地元の欧州人。若い人が主でした。
ちなみに、日本好きの若いベルギー人に「何がきっかけで日本に興味を持ったの?」と尋ねると、本当に多くの人が「日本のアニメ」と答えますね(ドラゴンボールの場合もあるし、宮崎駿映画の場合もありますが)。これはベルギーだけのことではないらしく、英国でもフランスでも同じような答えが返ってくるそうですよ。日本人が思う以上に、日本のアニメの影響力は大きいようです。

STUKでは、イベント開催時以外にも常時映画を上映していて、上映作品はインターネットでチェックすることができます。私はここで「Paranoman」というアメリカのアニメ映画も見ました。こちらはイベント期間ではなかったので、料金5.50EUR。KU Leuvenのカルチャーカード所有者なら料金の割引があります(残念ながら、私はこのカードは持っていませんが)。カルチャーカードについてはこちらを参照

ちなみに、STUKには、カフェも併設されていて、こちらもおしゃれでなかなか雰囲気が良いので、私のお気に入りカフェでした。KU LeuvenのIDとパスワードがあればここでWi-Fi-Freeです。

2012年11月1日木曜日

Allerheiligen 11月1日万聖節

カトリックでは11月1日は、全ての聖人を讃える「万聖節」で祭日です。翌日は万霊節。死者の魂のために祈りを捧げる日とされています。ベルギーではこの連休時期に、故人のお墓参りをする習慣があります。ちょうど日本のお彼岸のような宗教的ならわしのようです。捧げる花は菊。ただし、日本と違うのは切花ではなく根のついたもの。直接お墓に埋めて供えるというのは日本人からするとちょっと違和感がありますが。この時期のお花屋さんにはたくさんの菊の花が売っていました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%B8%E8%81%96%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%97%A5