2013年5月28日火曜日

船便着きました

ベルギーからの船便が本日自宅に届きました。2ヶ月かかりました。これから開梱します。

2013年5月27日月曜日

日本から持参したほうが良いもの

ベタですが、本です。特にガイドブック。とにかく欧州に住み始めるとあちこち行きたくなります。今はインターネットで情報収集できる時代ですが、やっぱり携行できるガイドブック一冊は必要です。
ブリュッセルには日本人学校の近くに青木書店という日本の本屋さんがありますので、日本語の本は入手可能です。また、帰国売などあるので、こちらで入手できないことはないですが、行きたい時に行きたい場所のガイドブックがあると便利です。まあ、欧州各国、トルコ、アフリカ、などなど出国前は行くかわからないところでも、こちらに来たらやっぱり行こうか!と思うことが多いので、できるだけ多くのガイドブックは準備していったほうがいいですよ。でも、行くかどうかわからないところすべてを新品のガイドブックで揃えると結構高くついてしまうので、そういう国の分は、出国前にBookoffとかアマゾンでの中古でも探しました。4~5年前の本でも旅行プランをねるためには結構役立ちます。

<参考>
青木書店
123 Avenue des meuniers 1160 Bruxelles
Tel: 02.675.13.52
営業: 月~土 11時~18時
休業: 日曜日・ベルギーの祝日
→青木書店は閉店しました 跡地にはスーパー田川が開店しました(2017)

2013年5月12日日曜日

新聞

フラマン語は読めないので新聞を読むことはあまりありませんでしたが情報として。

有料の新聞としては、「Het Laatste Nieuws」というのがフランダースエリアで一般的な新聞らしく、街角のスタンドで販売しているのをよく見かけます。
また、日経新聞国際版はLeuvenのメインストリート・Bondgenotenlaan 「Leuven J.Stasstraatバス停」前のお店で売ってます。一部4EUR。

駅には「Metro」という無料の新聞があります。このMetroはブリュッセルエリアだとフラマン語版(青)・フランス語版(緑)両方おいてあります。朝列車に乗ると多くの人がこのMetroを読んでいます。

2013年5月3日金曜日

「ゴロゴロ族」

「ゴロゴロ族」というのはベルギーの大学生が週末になると大きなキャリーバッグをゴロゴロと引っ張って帰省する姿に対して、私がつけたあだ名です。

ベルギー人は家族の絆や故郷の人間関係をとても大切にしているので、金曜日になるとほとんどのベルギー人大学生はルーヴェン市内からそれぞれの実家に戻って家族や地元の友人と週末を過ごします。その際持って帰るキャリーバッグ(これを引きずりながら石畳の上を歩くとゴロゴロと大きな音が出る)には洗濯物がぎっしり入っているという話。日本と違って学生たちの住む部屋には洗濯機がないので、普通は、寮についている共同洗濯機や街のコインランドリーを利用することとなります。でも、これはお金もかかるし(一回の洗濯と乾燥で最低でも6EURくらいはかかる)、面倒くさいし・・・ということで、学生たちは洗濯物を抱えて週末家に帰るわけです。そして週明け、すっかり綺麗になった衣類をキャリーバッグに詰め込んで彼らは再びルーヴェンに戻ってきます。普段は自転車で行動している学生も、金曜日の夕方と日曜日の夕方はこの大きな荷物を運ぶためバスを利用します。というわけで、普段から混雑するルーヴェン市内のバスがこの時間はさらに激しいラッシュにみまわれます(特にキャンパスと駅をつなぐバスライン2番)。これが毎週末繰り返されるのですから、関係のない私たちはその時間にバスに乗り合わせるとウンザリ・・・。

この「ゴロゴロ族」たち。最初は「洗濯物を持って帰るなんて甘えているなぁ」とか「そんなにお母さんや幼馴染みに会いたいのかなぁ」と思っていたのですが、この疑問をベルギー人にぶつけてみたら、その背景にはそんな単純な思い以外の要因もあるようです。

ベルギーでは、例えば家のちょっとした修理を依頼した時、たとえそれが専門業者であってもいい加減な仕事しかしてもらえないということがしばしば。もし日本であれば、その業者が知り合いであってもなくても、彼らは専門業者なのですから、一定の水準の仕事を完遂してもらえるはずと考えます。でもここベルギーではそうはいかない。知人ならきちんとした仕事をしてもらえるけど、知人でなければいい加減な仕事になることがしょっちゅうある。そこでベルギー人は何かを依頼しようとする時、まずツテを探す。ツテや紹介といった人間同士のつながりが背景にあれば安心だし、仕事も早いし正確。とにかく、医者・弁護士・業者・・・なんでも、まずみんなその繋がりで解決しようとする。というわけで、血縁・地縁はとっても大切。移動の少ないベルギー社会では、地縁は親や祖父母の代から続くものなので、そのつながりは何世代にも渡る彼らの財産なのです。そしてそれを大切に維持していくとが彼らの社会生活を円滑に過ごすためには必要不可欠というわけで、頻繁に帰省して旧交をあたためているという背景もあるみたいなんですね。地理的・歴史的に周辺の大国から繰り返しひどい目に合わされてきた歴史を持つベルギーでは、本当に信頼でき、心を許せるのは昔からの知人や家族だけという思いもあるのかもしれません。

とにかく、学生たちの多くがゴロゴロとキャリーバッグを引きずりながら帰ってしまった週末や長期休暇中は、ルーヴェンの街はとっても静か。帰るあてのない留学生などはガラ~ンとした学生寮でちょっとさみしい気持ちになるそう。次の始業日に向けて彼らがゴロゴロと戻ってくると街に活気が溢れます。