2015年1月28日水曜日

チョコレート情報(1) 基本情報

バレンタインデーも近づいてまいりました チョコレート市場もますます盛況。阪急梅田店のバレンタインフェアでは、昨年13億円も売り上げがあったそうです!
この時期日本では、毎年毎年、新しいチョコレートが紹介されて、世界各国のショコラティエのチョコレートも買えるようになりました。
そこでこの機会に、ベルギーのチョコレート情報をまとめておきます。チョコレート選びのご参考になれば幸いです。

<ベルギーチョコレート基礎情報>
ベルギー人にとってチョコレートは生活の一部。自分のためにも家族のためにも、手土産としても、ちょっとしたときにチョコレートを購入します。ベルギーのチョコレート年間消費量は日本の数倍。ベルギーの暮らしにはいつもチョコレートがあるのです。
こんなふうにチョコレートが日常に溶け込むようになったのは第二次世界大戦後。それまでは、庶民にとってチョコレートはクリスマスやイースターといった特別の機会にだけ楽しめるものでした。
現在では、主だった町には何軒ものショコラティエが存在しています。王室御用達の有名店から、地元の職人さんの小さなショップまで、より取り見取り。チョコレート専門店だけでなく、パン屋さんなどでもチョコレートを売っていて。ベルギー人それぞれにご贔屓のショップがあるらしく、どの店もいつも盛況です。

<ベルギーチョコレートの特徴>
ベルギーのチョコレートの原料は100%カカオ油脂。カカオバター以外の植物性油脂は使用されていません。この基準は厳格に守られていてベルギーチョコレートのクオリティを保っています。(ちなみに日本ではカカオバター35%以上をチョコレートと認定しています)
100%カカオ由来のチョコレートは芳醇で濃厚な風味と絹のような輝きを放つ素晴らしいものなのですが、ただ、どうしても硬質で若干の苦味をともなう仕上がりとなってしまいます。ベルギー産の板チョコを召し上がってみるとよくわかりますが、他の油脂を加えることで口どけを良くした日本の板チョコに比べてカリッと固い印象はぬぐえません。
そこで生み出されたのが「プラリネ」。キャラメルやアーモンドペーストなどのフィリングをチョコレートでコーティングしたチョコレート菓子です。これはブリュッセルのショコラティエ・ノイハウスが考案したもので、やわらかく様々な風味を持つフィリングと硬質なカカオ由来のチョコレートのハーモニーは世界中のチョコレートファンを魅了しました。この「プラリネ」によってベルギーチョコレートは不動の人気を得、現在に至ります。欧州内でもベルギーチョコレートへの信頼は格段で、ベルギーチョコレートはどこでも誰でも絶対喜んでもらえる最高のプレゼントとなっています。

<職人の技術>
チョコレート作りは一見簡単なように見えてとても難しいものです。特に温度管理が難しく、美しく美味しいチョコレート菓子を作るには職人の技術が欠かせません。(チョコは摂氏40度で溶け始め、それをゆっくり27度まで冷ます さらに全体の3分の2をもう一度40度に温めることで美しい光沢のあるまろやかなチョコレートに仕上がる)
ベルギーでは、全国(全世界)に展開する有名ショコラティエはもちろん、街の片隅にもたくさんのチョコレートショップがあり、それぞれのショコラティエが腕を競っています。プラリネの発明によって、実に様々なフレーバーを加味することができるようになり、それぞれの店では、オリジナルなチョコレートを販売しています。その風味は多岐にわたり、最近ではわさび風味のチョコレートなんてものもあるみたいですよ。

<購入の仕方>
プラリネは1個から購入できます。価格は1個1ユーロ程度。日本でプラリネを購入すると350から400円程度することを考えると、とてもリーズナブルだといえるでしょう。
ベルギーではチョコレートを箱(重さ)で購入することもできます。250g・500gなど箱には色々な大きさがあり、価格が設定されています。まず箱を選んで、その箱に好きなチョコレートを詰めてもらうことができます。ショーウィンドウに並んだ宝石のようなプラリネをひとつひとつ選びながら箱詰めしてもらうのも、ベルギーでのチョコレートショッピングの楽しみといえるでしょう。
右端に写っている金色の箱がチョコレートの箱です
箱の大きさを選んでプラリネを詰めてもらいます
参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88
http://allabout.co.jp/gm/gc/384848/
http://page.freett.com/bugyonawa/chocolat/chocolat.htm
http://www.nihongo.com/shopping/chocolat.htm
http://www.mbs.jp/888/blogeur/archives/201306/053004.shtml
http://www.nippon-chocolate.co.jp/documents/documents-choco-20021021-002.html
http://www.chocolate-cocoa.com/statistics/rules/classification.html
http://www.cuoca.com/library/event/special/valentine/prime/index3.html
旅のアルバム:世界の工芸品「チョコレート菓子」NHKBSプレミアム 2015年1月29日(木)午前2:50~午前3:00放送

チョコレート情報(2) 有名ショコラティエ

有名ショコラティエ

<Godiva ゴディバ>

日本におけるベルギーチョコレートの知名度を押し上げたゴディバ。王室御用達。ベルギーチョコレートの代名詞と言ってもよいでしょう。ベルギーでもゴディバは高級ショコラティエ。価格もクオリティも一級品。贈答用としてはずせないブランドです。ブリュッセルのグランプラスに面した本店では、生の苺にチョコレートをコーティングした菓子など季節に応じた商品も売っています。日本全国各地で購入可。アウトレットショップもあります。
http://www.godiva.co.jp/

<Neuhaus ノイハウス>
ベルギーチョコレートの代名詞「プラリネ」
を初めて考案した老舗。こちらもベルギー王室御用達。看板商品のプラリネはもちろん、店のディスプレイもとっても素敵。季節ごとショーウィンドウを眺めているだけで幸せになれあす。ブリュッセルのギャルリーサンチュペールにある本店は、宝石店のような趣き。一度足を運んでほしい。ベルギー国内の主な町には必ず店舗があります。高級ショコラティエなのでプレゼント用としてふさわしいかも。銀座に直営店があります
http://www.neuhaus.co.jp/

<Leonidas レオニダス>
1913年創業。ギリシア人の菓子職人が創業したということでロゴもギリシア文字風。王室御用達ですが、価格的には他店に比べてちょっと庶民寄り。気軽な手土産にはぴったりなショコラティエ。ルーヴェン店にはルーヴェンの市役所をフューチャーしたパッケージもあります。夏季にはチョコレートアイスも販売しています。濃厚なチョコレートフレーバーのアイスクリームが一押し。買い物帰りについつい買ってしまうお気に入りでした
。日本直営店有。
http://www.leonidas-alex.jp/shops

<Pierre Marcolini ピエール・マルコリーニ>
1996年のオープン時から新進気鋭のショコラティエとして高名なピエール・マルコリーニ。ベルギー人も日本へのお土産としてこちらのチョコを持ってくるという一押しブランド。
黒を基調とした店舗・パッケージ。モダンで洗練された演出も人気の秘密。チョコレートのクオリティもその価格も最高レベル。サブロン広場にある本店はいつも混雑しています。ブリュッセル郊外のストッケル店では、アイスクリームも売ってます。日本直営店舗あり(東京駅や羽田空港など。アイスもありますよ)
http://www.pierremarcolini.jp/index2.html

<Wittamer ヴィタメール>
まだまだベルギーのチョコレートが日本では一般的でなかった1990年から日本に進出していたチョコレート菓子店。日本ではチョコレートメーカーとして有名ですが、その本領はケーキ類で発揮されます。高いクオリティのチョコレートを用いた生菓子は一食の価値あり。サブロン広場の本店・カフェではそのケーキを楽しめます。一階ショーケースに並べられた美しいケーキの数々は壮観。全国の有名百貨店に店舗あり。大丸神戸店にはカフェも併設されています。
https://www.wittamer.jp/

<Galler ガレー>
1976年創業。もっとも新しい王室御用達ショコラティエ。ベルギーの主なスーパーマーケットでも購入できます。さまざまなフレーバーのチョコレートバーが人気商品。日本でもオンラインで購入できます。また、バレンタインシーズンにはローソンでも購入可。
http://www.galler.co.jp/index2.html

<コートドールCote D'Or>
黄金海岸(Cote D'Or)の名前を持つチョコレートメーカー。パッケージに描かれた像のマークから想像できるように、高品質のカカオを求めてたどり着いたアフリカの黄金海岸に由来するブランド名。一般のスーパーマーケットで広く購入できます。スーパーで購入できるからと言って侮るなかれ。ベルギーチョコレートのクオリティを保った素晴らしいチョコレートです。日常使いにぴったり。日本では成城石井などで購入できます。

<DelRey(デルレイ)」>
ダイヤモンドの町・アントワープの有名ショコラティエ。ダイヤモンドの形をしたチョコレートとパッケージが有名です。銀座と表参道に直営店があります
http://www.delrey.co.jp/


<Mary メリー>
ベルギー王室御用達ショコラティエ。日本のメリーチョコレートとは別会社です。
http://www.mary.be/en/home



チョコレート情報(3) - 街のショコラティエ・ブリュッセル編

ベルギーには全国ブランドの有名店だけではなく、地元っ子に愛される町の素敵な洋菓子店がたくさんあります そんなお店をいくつかご紹介します

ブリュッセル編
<Mary メリー>
ベルギー王室御用達ショコラティエ。日本のメリーチョコレートとは別会社です。ギャルリー・サンチュベール内に店舗あり。パステルカラーのパッケージのタブレットはお土産にぴったり 
http://www.mary.be/en/

<Corne Toison D'Or  コルネ・ド・ラ・トワゾン・ドール>
Joseph Girardi-Corneにより、1935年創業。ギャルリー・サンチュベール内。王室御用達。日本出店なし
http://www.corne1932.be/
住所:Galeries du Roi   24-26 1000 Bruxelles
電話:+32.2.512.49.84

<Laurent Gerbaud Chocolatierローラン ジェルボー ショコラティエ>
新進気鋭のショコラティエ。ブリュッセル在住の日本人の方に教えていただいたお店。ビターチョコとドライフルーツの独創的なハーモニーが特徴。印鑑をモチーフとしたロゴからもわかるように東洋的なイメージを加味したショコラティエ。今年は阪急百貨店梅田店のバレンタインフェアに初出店!
http://www.chocolatsgerbaud.be/2013/choco-index.php
住所:Rue Ravenstein 2D, 1000 Brussel, 電話:+32 2 511 16 02

<patisserie-Chocolaterie Yasushi SASAKI>
日本人菓子職人・佐々木さんのお店。「大人のヨーロッパ街歩き・ブリュッセル編」で佐々木さんが案内人をつとめているのを拝見し足を運んでみたいと切望しましたが、残念ながら機会に恵まれませんでした。次回ブリュッセルに行くことがあればぜひ行きたいです。
http://www.patisserie-sasaki.be/
住所: Avenue des Franciscains 10, 1150 Bruxelles,
電話:+32 2 779 05 68

<DANDOY ダンドワ>
焼き菓子の有名店。グランプラス近くなので日本人観光客率高し。チョコレートとアイスクリームたっぷりのワッフルも人気。
住所:Rue Charles Buls 14, Bruxelles Tel: +32 (0)2 512 65 88
URL: http://www.biscuiteriedandoy.be
営業時間:月‐土 9:30-18:30  日曜日 10:30-18:30
http://www.maisondandoy.com/en/home/

そのほかブリュッセル界隈のショコラティエ情報に関しては以下のHPが詳しいです
http://www.belgium-travel.jp/opt/elems/result/1/12

2015年1月27日火曜日

チョコレート情報(4) - 街のショコラティエ・ルーヴェン編(1)

わが町ルーヴェンにももちろん素敵なショコラティエがたくさんありますよ!

<bittersweet>
2011年にオープンしたショコラティエ。市庁舎の横道にあります。シンプルながらも上質なプラリネ。パッケージもおしゃれ。
bittersweetさんについては、こちらのブログに詳しいです→「ベルブロ
Eikstraat 2 3000 Leuven Phone: +32 495 80 08 88
http://www.bittersweet.be/website/


<Chocolaterie Demeestere>
Heverleeにあるショコラティエ。在白日本人コミュニティでは超有名店。「大人のヨーロッパ街歩き」でも紹介されていました。プラリネも美味しいですが、チョコレートケーキが絶品。ああ、もう一度食べたい・・・!
Naamsesteenweg 288 3001 Heverlee
http://www.chocolade-demeestere.be/(オランダ語)

<Think Chocolate!>
大学図書館前広場の近くにあるショコラティエ。ディスプレイが可愛らしくて前を通るたびに眺めていました
住所: Leopold Vanderkelenstraat 43, 3000 Leuven
電話:+32 16 20 41 11
http://www.thinkchocolate.be/(オランダ語)

<Chocolaterie Raets – Putseys>
センターにあるショコラティエ。こちらのプラリネを購入する機会は残念ながらありませんでした。食べた方、ぜひご感想を聞かせてください
L. Vanderkelenstraat 24 3000 Leuven
+32 16 22 51 83
https://www.facebook.com/pages/Chocolaterie-Raets-Putseys/483577328386046
http://users.skynet.be/chocolaterie-raets-putseys/(オランダ語)

<Godiva Leuven>
ゴディバのルーヴェン支店
住所: Brusselsestraat 53, 3000 Leuven, 電話:+32 16 23 49 22

<Neuhaus Leuven>
ノイハウスのルーヴェン支店
住所: Bondgenotenlaan 13, 3000 Leuven, 電話:+32 16 23 03 59

<Leonidas>
レオニダスはルーヴェン市内に何軒かあります
住所: Jan Stasstraat 20, 3000 Leuven, 電話:+32 16 23 95 57
住所: Brusselsestraat 18, 3000 Leuven, 電話:+32 16 22 35 67
住所:Vital Decosterstraat 5 3000 Leuven 電話:+32 16 23 22 40
http://www.leonidas.com/be_en/

チョコレート専門店以外にも、パン屋さんでもプラリネ(チョコレート)やケーキを購入できます
<Makahuis>
Brusselsestraat 106, 3000 Leuven  +32 16 20 30 23
http://users.skynet.be/chocolaterie-raets-putseys/(オランダ語)

<Patisserie "Alexandre">
Parijsstraat 22 3000 Leuven +32 16/23.99.90
Naamsevest 8, +32 16/22.52.09

チョコレート情報(5) - 街のショコラティエ・ルーヴェン編(2)

<Leuvense Fonskes>

ルーヴェンには町のアイドル・Fonskeをかたどった「Leuvense Fonskes」というチョコレートがあります

Fonskeはセンターにある有名な銅像。ビールと大学の町・ルーヴェンを象徴して、片手に「本(学問)」を携えながら、もう片方の手でビールを頭からかけているという何ともユニークな銅像です。
確かにこちらの大学生って、ものすごく一生懸命勉強しますが(日本の大学とは違って試験に落ちると進級できない!)、同時にバカなこと・破天荒なことを楽しんでますもんね。その姿を映したのがFonskeくんなのです。

さて、肝心のチョコレートですが、味のほうは意外とシンプルでミルク・コーヒー・キャラメル味。
小箱 €  4,50 (5粒)
中箱 €  7,00(100g)
大箱 € 11,00(250g)
XL 箱€ 17,00(500g)
のラインナップ。
基本的にはルーヴェン周辺でのみ販売。
市内の主なショコラティエのほか、スーパーDENONでも購入できます。購入できる一覧は下記のHPに掲載されています

http://www.leuvensefonskes.be/
http://www.leuvensefonskes.be/?q=node/9(購入可能店一覧)

チョコレート情報(6) - 街のショコラティエ・各都市編

その他の町にも素敵なショコラティエ・洋菓子店・カフェがたくさんありますよ。

アントワープ
<DelRey(デルレイ)>
ダイヤモンドの町・アントワープの有名ショコラティエ。ダイヤモンドの形をしたチョコレートとパッケージが有名です。銀座と表参道に直営店があります
http://www.delrey.co.jp/user_data/about.php
 

<Hans Brie>
サッカー日本代表ゴールキーパー・川島選手がTV番組「アナザー・スカイ」の中で紹介していたアントワープの高級チョコレートショップ。Antwerpen(手を投げるの意)の名前にちなんだ「手」の形をしたチョコやダイヤモンドの形のチョコなどあり、お土産にも適した品揃え。もちろんプラリネもいろいろ。プラリネ4個を購入(3.85EUR)。
Hans Burie Gasthuisstraat 3. 2000 Antwerpen.
TEL. +32(0) 3 232 36 88. FAX. +32(0) 3 231 33 49
http://burie-chocoladepralines-antwerpen.be/nl
手の形をしたチョコレート、わかりますか?
写真をクリックしてみてください
 

ブリュージュ
<Café BITTER SWEET>
ブリュージュのカフェ。薔薇の形のチョコレートを、ホットミルクに溶かして飲むホットチョコレートはとても美味。演出も素敵です。
St. Amandstraat 27, 8000 Brugge
+32 50 34 87 69

ナミュール
<La maison des desserts >
ナミュールの洋菓子店。チョコレートも美味しそうでしたが、こちらではナミュール名物・生キャラメル「Les "BIÉTRUMÉS" de NAMUR」を購入しました
Rue haute Marcelle, 17 5000 Namur
081/22.74.51
http://www.maison-des-desserts.be/
 

ハッセルト
<Boon - The Chocolate Experience>
街角の素敵な素敵なショコラティエ。街歩きをしていて目に留まったお店。古い建物を洗練されたインテリアで改装した店舗はベルギーならではのお洒落さ。プラリネのクオリティ・パッケージも本当に素晴らしい。滞欧中数々の洋菓子店を訪問しましたが、その中でも一・二をあらそう素敵さでした。おしゃれタウン・ハッセルトらしいショコラティエ。カフェも併設されています
Paardsdemerstraat 13, 3500 Hasselt,  +32 11 42 21 99
http://www.thechocolateexperience.be/
チョコレートで作ったイースターのうさぎやダック
職人の技術がわかります
リール
<Bakkerij De Vocht>
リールの地元っ子に愛されている感じの洋菓子店。こちらではチョコではなくリール名物の小さなお菓子を買いました。
Werf 16, Lier
+32 3 480 17 75
https://nl-nl.facebook.com/BAKKERIJDEVOCHT

ディナン
<Patisserie Jacobs>
おまけとしてディナン銘菓・クックドディナンの老舗もご紹介。ベルギーの洋菓子店は、たいていパン・ケーキ・チョコすべて売っているのですがこちらはクックドディナン(固いクッキー)の専門店。
蜂蜜と小麦粉だけで作ったお菓子は、以前は戦闘時の保存食であったというだけあってとても硬く日持ちのするもの。食べるときは事前に折って、ミルクやコーヒーに浸して柔らかくして食べるのだそう。直接かじると歯を折るらしいので、ご注意。
Maison JACOBS:Rue Grand,147  B-5500 Dinant  
tel:082 /22 21 39

チョコレート情報(7) 番外編・欧州の洋菓子店

ベルギー以外にもたくさんの思いで深い洋菓子店へいきました。自分への備忘録としてアップしておきます。

ルクセンブルグ
<Overweis オーバーワイズ>
ルクセンブルグ公国御用達の洋菓子店。2012年10月に行なわれたギョーム皇太子の結婚式ではウェデイングケーキを担当しました。創業者のピット・オーバーワイズ氏はルレ・デセール(フランスで創設されたパティシエ・ショコラティエが組織する協会)の初代会長でもあります。 日本で入手できるのはバレンタインシーズンのチョコレートだけなのでショコラティエと思われがちですが、本当はパティスリーで生菓子のほうがこの店の看板。ショーケースに並べられた美しいケーキは宝石のようです。
http://www.oberweis.lu/
参考URL:http://www.panaderia.co.jp/event_report/luxembourg/index.html

ウィーン・オーストリア
<Café Sacher カフェ・ザッハー>
Philharmonikerstraße 4 1010 Vienna(Wien), AUSTRIA(Österreich)
+43 1 514560
http://www.sacher.com/
ウィーンといえば、ザッハー・トルテ(チョコレートケーキ)。ホテル・ザッハーの一階・この店こそがその元祖。ずっしりと重たいチョコレートケーキは、洗練されたベルギーのそれとは異なりますが、歴史の重みを感じられる味わいです。


<カフェ・デーメル(Cafe DEMEL)>
住所: Kohlmarkt 14, 1010 Vienna(Wien), AUSTRIA(Österreich)
電話:+43 1 53517170
http://www.demel.co.jp/index.html
ウィーンの超有名カフェ。日本では有名百貨店で焼き菓子・チョコレートが入手できます。カフェ・ザッハーから譲り受けたレシピでのザッハー・トルテ食べ比べも面白いです。こちらの方が若干軽め。チョコレートケーキ以外にも素敵なケーキがたくさん。選ぶのに迷ってしまいます。

パリ・フランス
パリの洋菓子店に関する情報はインターネット上に満ち溢れていますので、私などの及ぶところではありませんが、一応一軒だけご紹介。

<Laduree ラデュレ>
マカロンの有名店ですが、チョコレートも扱っています。カラフルなマカロン、パステルグリーンの店舗やパッケージの色合いが女性の心をくすぐるテイスト。銀座や羽田空港で購入できます
http://www.laduree.jp/
  

ベルリン・ドイツ
<Buchwald Konditorei-Café>
Bartningallee 29 10557 Berlin +49 30 3915931
Open: 9:00-18:00
http://www.konditorei-buchwald.de/
宮廷御用達だった老舗洋菓子店。SバーンBellevue駅から徒歩5分。住宅街の中にあります。在独日本大使館も御用達という噂のバウムクーヘンを食べに行きました。観光客も多数いましたが、地元民もかなり来ていて、テイクアウトのお菓子を買っているのが好印象。質実剛健なドイツらしい雰囲気の店内の装飾と直球ど真ん中の味のバウムクーヘン。「ドイツでバームクーヘンを食べる!」という実感を味わえるお店でした。


   
ドレスデン・ドイツ
<Café Schinkelwache>
Am Theaterplatz 2 01067 Dresden
Phone: +49 (0) 351 4 90 39 09
Open: daily 10.00 a.m. till midnight
ドレスデンの名物・ベイクドチーズケーキ「Eierschecke」を食べよう、ということで訪れたカフェ。チーズの濃厚さは寒いドレスデンの町にぴったり。