2012年4月27日金曜日

ベルギー入国後の手続き(4) 銀行口座開設

ID申請をし、携帯電話を入手すれば、次に銀行口座の開設が可能になります。
ベルギーではこうした手続きをしようとするとき、まず、アポイントメントを取ることが必要です(運良く担当者の時間の都合がつけば飛び込みでも応対してもらえるようです)。 Leuven市内にもいくつか銀行の支店がありますので、口座開設しようと思う銀行で、まずアポイントメントを取ります。
私たちは、Fortis Bank Leuven Centrumで口座を開設しました(Groot Begijnhofの家賃振込先がこの銀行だったので)。 指定日時に必要書類(パスポート、各自のbijlage15)を持って支店の受付に行くとオフィスに案内されます。そこで担当者に口座開設手続きを頼みます。
日本人の短期滞在者は基本的に「当座預金」を開設することになると思いますが、この口座には利息は付きません(利息のつくSaving Accountもあります。こちらは口座維持費無料。当座預金と同時に開設することも可能)。夫婦での共有口座の扱いも可能です(ATMカードをそれぞれに発行してもらえる)。なお、この口座には維持費として月額3.1ユーロ掛かります(2012年春)。個人情報を入力してもらうと、その日の手続きは終わりです。
その際渡される控えの書類に銀行コードと口座番号(「IBAN CODE」 と「BIC CODE」)が書かれていますので、これで日本からの送金や給与振込の手続きも可能となります。
なお、銀行のPCバンキング(後述)を「英語」で利用したい場合は、ここで登録のお願いをしておくと便利です。私たちは、「英語」で登録できることを知らず、PC上でずっと蘭語と格闘していたのですが、3ヶ月後に銀行へ行った際、英語登録できると言われてあわてて登録変更したのでした。口座開設した際、私たちが蘭語を一切話せないのはわかっただろうに…。「最初に英語で登録できるって教えてよ~~~!」と思ったものです。

1週間後くらいにPINコードの書かれた手紙が来るので、それを持って銀行の受付へ行きます。そこでバンクカード(ATMカード)が渡され、銀行での手続きは終わりとなります。
ちなみに、PINコードはATM操作で自分の好きな数字にかえられます(ATMは英語対応)。ちなみに、このバンクカードは日本でいう「デビット機能」をもっている(「バンコンタクト」と呼ばれています)ので、主だった小売店で利用できます。銀行から即日決済されて残高の確認も容易ということもあり、クレジットカードよりも気軽に広く利用されている様子でした。

PCバンキングも便利な機能です。自宅のPCで残高確認や振込などができます。ここでは、FortisBankのPCバンキングでの残高照会の方法も紹介しておきます。
①銀行のHPから、pcバンキングのページに飛び、必要事項(利用者番号・口座番号など)を入力する(英語対応有り)。
②銀行で渡される電卓のような機械(写真)に自分のバンクカードを差し込む
③PC画面上にある任意の数字(8桁)と自分のPINコードをこの機械に入力する
④機械の画面に別の数字(8桁)が現れるので、それをPC画面に入力する自分の口座のページに飛ぶので、ここで残高や利用金額・日時の確認ができます。残高確認はこれが便利です。
銀行の営業時間
銀行に限りませんが、ベルギーの公的機関には一般的に昼休み休憩があります。午後の業務は2時頃から始まることが多いです。木曜日は午前中休業で午後に始業し夕方遅くまでオープンしている場合が多いので、勤務などの都合で日中行けない場合はこの日を利用することができます。営業時間の詳細は、HPに記載されています。

銀行でのID登録について。
ベルギー入国後すぐ銀行口座を開設すると、ID登録として利用する正式書類はパスポートになると思います。ただ、このIDはあくまで「仮」のもので、正式なベルギーでのIDカードが発給された後、改めて銀行で正式なID登録が必要となります。
私たちは、この説明を口座開設の際受けていなかったので、口座開設から3ヶ月経ったある日、突然自分の口座がブロックされて使えなくなってしまい(バンクカードも口座からの預金引き出しもできなくなった!)、大変困ってしまいました。知らない間に仮IDの期限が切れていたわけです。翌営業日に慌てて銀行に行ったら、「ID再登録してないからよ」とシレっと言われてまたびっくり。そんな重要な手続きが必要なら、「最初にちゃんと念をおしてよ~~~!」と思ったのでした。