2012年12月19日水曜日

Many are not fans of Brussels’ modern art Christmas tree

この工事現場の足場のような、ルービックキューブの出来損ないのようなものなんだかわかります?これが今年のブリュッセル・グランプラスのメイン・クリスマスツリーなんですよ。何だこりゃ???ヨーロッパのクリスマスといえば、本物の大きな樅の木に美しいライトアップがお決まりじゃないのかな。
このモダンな(?)クリスマスツリーは、クリスマスツリーのスポンサーであるエレクロラベル(ベルギーの電力会社)の意向で決まったらしい。パネルの中には電気がついて、さらに、この足場=クリスマスツリーの上まで観光客が登って、グランプラスを上から眺められるという趣向(ただし有料)。昨今の欧州通貨危機でベルギーの経済も沈みがち、したがって電力消費も抑えられがちなので、電力会社としてはより多くの電力を使うクリスマスツリーにした上に、入場料金もとって少しでも補填しようという考えもあったようですが・・・。あまりにも伝統的なクリスマスツリーとはかけ離れた形状に、昨今増加中のブリュッセル在住のイスラム教徒に配慮したのではという噂も立つほど(これは市当局が否定しましたが)。とにかく、賛否両論(賛意は少なかったみたいだけど)。モダンで面白いという人も若干はいたようですが、ほぼ否定的なご意見。とうとう、euronewsでも取り上げられてしまいまして、欧州中にこの醜いクリスマスツリーの映像が配信されてしまいました(下記URL参照)。
というわけで、普通は年明け1月6日まで飾られるクリスマスツリーですが、今年度はクリスマス当日が終わったら早々に撤収されてしまいました(1月4日に行った時にはもうこのツリーありませんでした)。この顛末を受けて、来年はどんなクリスマスツリーになるのでしょうか?楽しみですね。

Many are not fans of Brussels’ modern art Christmas tree
12/11 23:03 CET
http://www.euronews.com/2012/11/12/many-are-not-fans-of-brussels-modern-art-christmas-tree
A petition calling for a real Christmas tree in Brussels’ Grand Place has attracted 10,000 signatures.
Angering traditionalists, the Belgian city’s tourist board has commissioned a 25-metre installation made from screens that will put on light and sound displays.
Reassuring people that the festivities will be just as authentic, president of Brussels Tourism Philippe Close said: “Let’s be clear, there’ll be a Christmas tree and a nativity scene. Christmas traditions will be respected.
“The theme this year is “winter pleasures” at the huge Christmas market that has a worldwide reputation. We wanted to emphasize culture and modernity, so asked artists to reinvent the Christmas tree, which is actually a pagan symbol,” he explained.
There have been attempts to stir racial tensions, with some falsely blaming the switch from the usual real Christmas tree on offended Muslims.