2012年10月7日日曜日

Liège リエージュ 10月


川島選手を応援にリエージュへ

スタンダール・リエージュはサッカー日本代表GK・川島選手の所属チーム(2012-13シーズン)。宿敵・RSCアンデルレヒトとの対戦を応援しに、ワロン地方・最大都市リエージュへ行ってまいりました。

<日程> 8:27Leuven→(IC)→Liège-Guillemins駅乗換→(普通電車)→9:11 Liege-Palais駅→君主司教宮殿 ・ペロンの噴水→9時半観光案内所→オペラ座前・朝市見物→グラン・クルティウス博物館・聖バルテルミー教会→(徒歩10分)→ワロン民族博物館→オペラ座前広場レストランで昼食→(バス2番・30分)→スタジアム・14時半試合開始→16:45試合終了→徒歩で駅へ(40分)→18:00リエージュ発ルーヴェン行き、18:37Leuven着、

 リエージュ市観光局
Office du Tourisme de la ville de Liège 92, Féronstrée - 4000 Liège
Tel: +32/4 221 92 21 Fax: +32/4 221 92 22
Mail:office.tourisme@liege.be
http://www.liege.be/

ワロンの中心地。リエージュ司教領の領地として隆盛をきわめた歴史を持つリエージュ。中・近世においては欧州屈指の鉄砲の生産地として、さらに近代においては鉄鋼業の盛んな工業都市として発展してきた都市。 また、日曜日に開催されるムーズ川沿いの朝市でも有名。さらに、熱狂的なファンの多いスタンダールリエージュのホームグラウンドがあるということで、出かけてみることに。試合のあった日は、偶然、毎月第一日曜。市内の博物館の多くが入館無料。ということで、試合会場に脚を運ぶ前に、いろいろな博物館も覗いてみました。なかなか盛り沢山なデイトリップとなりました。

<Liège-Guillemins駅Gare de Liège-Guillemins>
リエージュの中心駅。アテネオリンピックのメイン会場も設計したスペイン人建築家サンティアゴ・カラトラバがデザインしたという駅舎は近未来的。街の山手と下町を繋いた場所に位置しています。ただ、観光の中心地へはこの駅から普通電車に乗り換えて2駅リエージュ・パレLiege-Palais 駅が近いです。
Calatrava Stations: Liege

<君主司教宮殿 Palais des Princes-Evêques>
皇子司教の住んでいた宮殿。回廊の柱には彫刻が施されていて目を引きます。現在は州政府庁舎、裁判所として利用されていますが、日曜日だったので人の気配もなく建物の中に入ることはできませんでした。柱廊だけ見学しました。パレ駅から徒歩5~6分。

 <ペロンの噴水Perron> マルシェ広場にあるリエージュのシンボル。司教宮殿から徒歩5分。

<朝市 Marché de la Batte>
毎週日曜日8:00~14:00にムーズ川沿い・ラバットエリアで開催されている大規模な朝市。食料品・日用品・骨董品など様々なで店がありすごい人出でした。近隣諸国からも買い物客が来るとか。いろいろな店がありましたが、鳥肉屋の隣で生きた「ニワトリ」を売っているのがちょっと驚き。自宅で絞めるのかな・・・?? ペロンの噴水から徒歩15分くらい。

<グラン・クルティウス博物館 Le Grand Curtius>
裕福なスペイン人クルティウスが17世紀初頭に建てた邸宅を改装した博物館。家具、彫刻、考古学資料、中世の美術の他、ガラス・武器など多岐にわたる展示物。 住所:Féronstrée 136, B-4000 Liège Tel:32(0)4.221.94.04  Fax:32(0)4.221.68.09 Mail:infograndcurtius@liege.be  URL:www.grandcurtiusliege.be/ 閉館日:火曜日、1/1、5/1、11/1、11/2、11/11、12/24~26、12/31 開館時間:10:00~18:00(チケット販売は閉館の30分前まで)

<聖バルテルミー教会 Eglise St-Barthélemy>
ベルギー7大秘宝のひとつ、レニエ・ド・ユイが12世紀に制作した真鍮製の洗礼盤を所蔵する教会。しかし日曜日はミサがあるので午後2時以降しか入館できずこの日はサッカーの試合が控えていたので見ることができませんでした。グラン・クルティウス博物館すぐ横。

<ビューラン山Montagne de Bueren>
 ワロン民俗博物館の東にある373段の階段。展望台からはリエージュ周辺のパノラマ が楽しめるを楽しめるそうですが、今回はパス。聖バルテミー教会から徒歩10分くらい。

<ワロン民俗博物館>
フランシスコ会修道院の建物を改装してオープンした博物館。2009年1月にリニューアルオープンしたとあって、新しい雰囲気の博物館。ワロン地方の生活様式がわかる展示はなかなか楽しい。併設されているメゾン・シャマールではリエージュを代表するキャラクター、チャンチェ(Tchantchès)の人形芝居が上演されているそうです。 住所:Cour des Mineurs 1,B-4000 Liège 電話:+32 (0)4 237 90 50  Fax:+32(0)4 237 90 89 閉館日:月曜日、1/1、5/1、11/1、12/25、1月の第一週 開館時間:9:30~18:00 Mail:info@viewallone.be  URL:www.viewallonne.be

<昼食 Point de Vue> リエージュ名物ミートボールとステーキ+ドリンクを注文して45EURくらい。オペラ座前の賑やかなエリアにあるレストラン。ワロン民俗博物館からは徒歩10分くらいだったでしょうか。
住所: Place Verte 10, 4000 Liège, ベルギー 電話:+32 4 223 64 82
 http://www.brasserie-aupointdevue.be/
リエージュ風ミートボール
<フットボールスタジアム・スタッド・モーリス・デュフラン
通称スタッド・ドゥ・スクレサンは、スタンダール・リエージュ(Royal Standard de Liège)のホームスタジアムとなっている。収容人数は30,023人。
市内中心部・オペラ座前のバス停からバス2番で30分くらい。スタジアム最寄の停留所の名前はわからないまま乗車したのですが、スタジアムが近づいてくると独特の雰囲気でわかります。
リエージュファンは熱狂的という噂通り。試合開始前1時間半くらいでも、多くのファンがチームのウェアを着て、周辺の仮設ビールスタンドでビール片手に激しく語り合い、既に戦闘モード。試合途中には、敵のゴールキーパーめがけて発炎筒が何回も投げ込まれ、その煙と炎で、その都度試合が中断してしまうような激しい応援。(熱狂的なファンの陣取るゴール裏の席には「Hell Side」の大段幕が掲げられてるくらいですから)
ちなみに、座席は当日窓口で購入(試合開始1時間半前)。窓口でチケットを購入する際身分証明書の提示が求められます(ベルギーのID、なければパスポート)。チケット代はこの日はベルギーリーグの重要マッチだったので普段より高額の43.00EURでした(それでもスタンドの上の方の席)。
この日は、川島選手の活躍もあって試合は2対1でリエージュの勝利でした。良かった良かった。

<スタジアム→リエージュ・ギユマン駅>
帰りもバスに乗るつもりだったのですが、行きに降りたバス停でLiège-Guillemins駅行き3番のバスを待ってみたものの、なぜか一台もバスが来ない(3番だけでなく、そのバス停に止まるすべてのバスが来ない)。試合後はバスが迂回しているのでしょうか?ほとんどの観客は自家用車(路駐)か観光バスのようなもので応援に来ているのでスタジアム周辺は大変な渋滞。通常のバスルートと異なるルートが取られていたのか、あるいは、試合開催日には特別バスが運行されていたのかもしれません。とにかく、いくら待ってもバスは来ないし、タクシーさえ走っていない。仕方なく徒歩で駅の方へ。曖昧な記憶でしたが線路が見えたのでそれをたどっていけば駅に着くだろうということで、徒歩40分あまり。ようやくLiège-Guillemins駅が見えたときにはホッとしました。

<反省点>
この日は夏時間のデーゲームだったのでスタジアムからLiège-Guillemins駅まで徒歩で帰ることができました。しかし、駅への途中には飾り窓などもあったりして、周辺の治安はあまりよくない雰囲気。もし試合がナイトゲームで暗くなったあとであったら危なかったと思います。バス停やタクシースタンドなど、スタジアムからの帰りの手段をきっちり確認して行かなければならなかったなと、帰宅後猛反省いたしました。
2013年1月末には永井選手・小野選手がスタンダールに入団するという発表もありました。3人もの日本人が活躍するチームということで、日本の方が多くスタジアムに行かれるようになるかもしれませんが、くれぐれも事前によく情報を収集し、危険の無いよう、お気を付けて出かけください。