2012年11月25日日曜日

Lier リール 11月

Lier。街の主だった施設は全て徒歩でまわれる、人口3万人の小さな町。日頃愛読しているブログ「ベルギー移住生活」のブログ主さんがお住まいになっている町ということで、そのブログ上で多くの写真を拝見してはいたのですが、ようやく足を運ぶ機会を得ました。
「ブリュージュに次いで美しい街」という噂は本物。ネーテ川に囲まれた小さいけれど落ち着いたベルギーらしい上品な街並みにすっかり魅了されてしましました。

 <日程>
10:05 Leuven発アントワープ行き→リール着10:55→市庁舎・マルクト広場・ジンメルの塔、ベギンホフ、ジンメルの塔12時→ランチ→教会→お菓子→14:05ハッセルト行き列車(遅延)→15時過ぎLeuven

 <Lier駅からマルクト広場へ>
Lier駅は本当に小さな駅。駅から中心地までは徒歩10分くらいでしょうか。途中、ネーテ川に沿って城壁跡(リング)があり、ここが城壁都市であったことがわかります。
<マルクト広場・市庁舎>
Lierの街の中心地、マルクト広場。市庁舎の塔には1369の文字が刻まれています。この地がいかに早く成熟していたかわかります。また内部も美しいらしいのですが、いかんせんこの日は日曜日。残念ながら内部を見学することはできませんでした。

<begijnhof>
ベルギー街歩きには欠かせないbegijnhof訪問。Lierのベギンホフは小さいながらも中世の面影が色濃く残っている素晴らしいもの。数々のベギンホフに行きましたが、Lierのそれは、訪れるに値する美しさだと思いました。外国人の観光客も多く訪れて、良いカメラで写真を撮っていましたよ。魅力的な路地がたくさんあります。
 <ジンメルの塔>
 Lierのランドマーク。1930年この地に生まれた時計職人・ルイス・ジンメルによって作られた天文時計。大時計の文字盤の上下に月と地球が配置され、左右5つづつの文字盤が暦を示している。塔の内部の57のダイヤルが動いて月齢潮の干満黄道など、天体の運行で発生する現象を表している。毎日12時には時計自家権人形が塔の右側で行進する。隣接する博物館ではジンメルの作業室も公開されているらしいのですが、訪問した日はお休みで中に入ることはできませんでした。残念。
<昼食/Brasserie Elzenhof>
サッカー・日本代表GK川島選手が日本のテレビ番組「アナザー・スカイ」の中で紹介していたレストラン。番組の中では店名は紹介していなかったのですが、マルクト広場に面したレストラン何軒かのうち、外観から推測して入店してみたら大当たり。歴史のある外観とモダンでスタイリッシュな内装のコントラストがおしゃれな店。典型的なベルギー料理も味わえますし、Lier散策にはおすすめの一軒かなと思いました。2品+ドリンクで35.00EURくらい。
Brasserie Elzenhof
 Grote Markt 41 2500 Lier, Belgium
+32 03 480 09 97
http://www.elzenhoflier.be/ 

 <聖グルマス教会>
ネーテ川を越えて、最後に聖グルマス教会へ。日曜日はミサの関係から内部に入場するのに時間制限があります。私がいったときは残念ながら時間外だったので外側だけで我慢。ステンドグラスの美しさで有名な聖グルマス教会の外観から、この地の豊かさを感じることができました。
 <リール土産>
 リールのパティスリーでみつけた小さなお菓子。
Bakkerij De Vocht Werf, 16. Telefoon: 03 480 17 75. Fax: 03 480 17 75. E-mail: info@bakkerijdevocht.be

反省。やはり、ベルギー街歩きは日曜・祭日以外の日に行かなければなりませんね。天候の良い日を狙っていったので日曜日になってしまったのですが、行ってみたい施設はことごとく閉館。お店もしまっていました。でも、静かな日曜日は、Lierの上品な美しさを際立たせてくれるような気もします。名所旧跡をたどるのではなく、街を歩いて、街の空気を吸って、街の美しさを味わうという本物の「街歩き」の一日となりました。