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2018年9月15日土曜日

ゲント

<ゲントへワンディトリップ>
当日のスケジュール 
10:19ルーヴェン駅発 11時半 ゲント
トラム1番で市内中心部へ
ランチ 博物館見学 帰路へ

Great Butcher's Hall(ランチ)
Groentenmarkt 7, Ghent 9000, Belgium
+32 9 223 23 24

以前は肉市場として使われていた建物をリノベートしたレストラン&ゲント物産品の販売店。観光客向けの施設ですが、味もなかなか良かったです
食べたもの:
White sausage (Noyen) with apples, baked potatoes and a salad 13.00EUR
“Gentse waterzooi” (soup with chicken, carrots, leek and potatoes) 16.00EUR



Museum Arnold Vander Haeghen(一人6.00EURO)
Veldstraat 82, Ghent 9000, Belgium
ゲントの裕福な家を公開している博物館。フランダースエリアの富裕層の生活がわかります。青い鳥で有名なメーテルリンクの書斎も再現しています。

2018年4月14日土曜日

2018年4月 トングレン 骨董市めぐり

2度目のベルギー。最初の街歩きは骨董市で有名なトングレン!前回の訪問で心残りだった骨董三昧の一日を楽しみました!
参考URL:https://www.hollandflanders.jp/newsletter/8208/

<当日の日程>
8:27ルーヴェン発 9:03リエージュ乗換え 9:11リエージュ発 9:47トングレン着 観光案内所(地図案内などもらう)アンティーク市めぐり ランチ ベギンホフ博物館見学 14:48トングレン 15:10ハッセルト乗換え 15:30ハッセルト 16:17ルーヴェン帰着

<LeuvenからTongeren行きの列車>
日曜日はLeuvenからTongeren行きの直通列車はなく、LiegeかHasseltで乗換。
1時間20分くらい

<Tongeren観光案内所>
駅から徒歩10分。街の中心部に向かってリングを越えて300m位いったところに広場があり、その右手のガラス張りの建物が観光案内所があります。ここでアンティーク市のことを尋ねると、丁寧に答えてくれます。さらに、立派なパンフレット(地図付き)をいただきました。日本語パンフもあり。
<Antiekmarkt(骨董市)>
観光案内所周辺に広がる骨董市。主会場はEburonenhalホールとJulianus駐車場。その周辺に無数の青空店舗が並びます。好みの物を見て歩く観光客で道路もいっぱいです。いくら見ても見飽きないです。午後1時には閉店。3時頃にはすべての店舗がきれいにかたづけられてしまします。朝早く行くことがおすすめかな?
方位磁針(35€→28€)とブローチ(15€→10€)を購入

<ランチ>
BAZILIKというレストランでランチ。
Kloosterstraat 1, Tongeren 3700, (21EUR リブ 16EUREクロケット 4.8ビール 2.7ビール)
 <聖母教会堂 Onze-Lieve-Vrouwebasiliek>
世界遺産の聖母教会。中には回廊もあってかなり立派なものでした。内部のパイプオルガンとマリア像のが見どころだそうです。
参考URL:http://www.visitflanders.jp/where_to_go/tongeren/

<ベギンホフ博物館>
ベギン達の生活を紹介した小さな博物館。入館料3€。

<ひとこと>
前回のベルギー滞在時は、真冬に訪れたトングレン。今回は、春の暖かい日差しに恵まれていたので、青空店舗の数も多く、たくさんの観光客やバイヤーが訪れていました。
ひやかしもよし、本格的に掘り出し物を探すのも良し。フランデレンの古都・トングレンで楽しい一日を過ごしました。

2013年3月10日日曜日

Tongeren トングレン 3月

寒い寒いベルギー。3月にこれだけの寒さなのは何十年ぶりだとか。そんな中最後のベルギー街歩きは、日曜朝開催されるベネルクス最大のAntiekmarkt(骨董市)で有名なTongeren。アンティークめぐりだけではなく、素敵な街歩きができました。

<当日の日程>
9:05Leuven→9:19Aarschot乗換 9:24→10:18Tongeren 観光案内所 Antiekmarkt(骨董市) 教会コンサート(ベギンホフ) 昼食 13:44Tongeren→Aarschot乗換→14:55Leuven 

<LeuvenからTongeren行きの列車>
日曜日はLeuvenからTongeren行きの直通列車はなく、LiegeかAarschotで乗換になります。SNCBのサイトで調べると、どちらを経由しても1時間20分程度で同じような感じでした。しかし、日曜日のLiege行きのICは、なぜか早朝から遅れが出ていることが多いので、Liegeでの乗り継ぎ時間が少ないこのルートはリスクが高いように思いました。そこで、今回は普通列車のAarschot乗り換えを利用しました。

<Tongeren観光案内所>
駅から徒歩10分。街の中心部に向かってリングを越えて300m位いったところに観光案内所があります。ここでアンティーク市のことを尋ねると、丁寧に答えてくれます。さらに、立派なパンフレット(地図付き)をいただきました。

<Antiekmarkt(骨董市)>
観光案内所から徒歩5分。ベネルクス最大のAntiekmarkt(骨董市)の主会場はリング沿いの屋内展示場と周辺の青空市。私が訪れた時は、寒い寒い雪混じりの日曜日。さすがに、青空マーケットには人もまばらで、11時過ぎには店じまいしてしまうほど。ただ、インドアの市の方はなかなかの賑わいで、そぞろ歩くだけでも楽しく、掘り出し物を探してさまよいました。かわいい雑貨、家庭用品、家具、コレクターグッズ、アクセサリー・・・とにかくありとあらゆるアンティークグッズ。いくら眺めていても見飽きないなぁ。Tongerenにはずっとずっと行ってみたかったのですが、帰国も間近になってようやく念願かなってとっても嬉しかったです。
ちなみに、Antiekmarkt(骨董市)は日曜午前中のみの開催ですが、周辺にはアンティークショップもたくさんあって、通常は日曜お休みのベルギーですが、そうしたお店は例外で日曜日でもオープンしています。常設のアンティークショップの品々はちょっと高級そうですが、目利きの方なら、意外な掘り出し物もみつけられそう。とにかく、アンティーク好きなら絶対行くべき街ですね。

<城壁と門>
トングレンにはローマの遺跡・城壁と城門(モーレンポールトMoerenpoort)が残っています。Antiekmarktの主会場のすぐ横。城壁の上を歩くことも可能です。また、城門に登ることもできるらしいのですが、こちらは有料。

<ベギンホフ>
Tongrenには、ベギンホフもあります。Moerenpoortからベルギーらしい石畳を歩くこと5分。ベギンホフの特徴的な家並みが見えてきます。さらにここには、ベギンの生活を忠実に再現した小さな博物館があります。この博物館を訪れると、Antiekmarktで販売されているさまざまな家具や品物も、昔はこんな部屋に設えられていたんだろうなと想像を膨らますことができてとても楽しいです。この博物館の存在はあまり知られていないようですが、素敵な場所ですよ。おすすめ。
ちなみに、この日、ベギンホフの教会で地元の音楽家たちによる小さなコンサートがおこなわれていました。1曲だけ拝聴させていただきました。
<昼食>
ランチは、街の中心・世界遺産の聖母教会の広場に面したビアカフェで。ベギンホフから徒歩5分。本当に寒い日だったので街にはほとんど人影もなかったのですが、この店は地元客で一杯。すいているだろうと思ってドアを開けてびっくり。次から次へとお客さんがやってきます。お年寄りが一人でゆったりとブランチを楽しんだり、若い人が友達とのおしゃべりに花を咲かせたり、中年のご夫婦何組かで集っていたり・・・・と本当に地元に根付いたカフェという雰囲気。お昼はクロックムッシュと本日のスープ。冷え切った体もあたたかい料理と楽しい雰囲気で温もることができました。料理と飲み物で15ユーロくらい。
<Cafe 't Gerechtshof>
Vrijthof 1, 3700 Tongeren, 電話:+32 12 74 20 78 http://www.gerechtshof.be/
クロックムッシュ
<聖母教会堂 Onze-Lieve-Vrouwebasiliek>
世界遺産の聖母教会。中には回廊もあってかなり立派なものでした。内部のパイプオルガンとマリア像のが見どころだそうです。
参考URL:http://www.visitflanders.jp/where_to_go/tongeren/
<ひとこと>
ベルギー街歩きの最後を締めくくるにふさわしいTongeren.。レンガ造りの家並み、石畳、教会、広場・・・フランダースの街の特徴を備えているうえに、ローマの遺跡やベギンホフ博物館もあり、そしてなにより、骨董市めぐりができるという本当に楽しさいっぱいの街。ベルギーのほかの小さな街だと、一度訪れれば十分かなと思ってしまうのですが、骨董市があるので、ここは本当に何回も訪れたくなる街です。ベルギーの街をたくさん訪問しましたが、Tongerenはベルギー街歩きには外せない、絶対におすすめの町だな~と思いました。

2013年3月7日木曜日

ワーテルロー 3月

ベルギー街歩き、帰国前の駆け込みシリーズ。ワーテルローの古戦場に行ってきました。今回は、カーシェアリング・カンビオの利用。お昼はワーテルローの寿司店・和太郎で。

<ワーテルローの戦い>
ワーテルローの戦いとは、1815年6月18日、英国・ウェリントン公爵率いるイギリス・プロシア・オランダ連合軍がフランス皇帝 ナポレオン・ボナパルト率いる仏軍を現・ベルギー王国ブリュッセル郊外ワーテルローの地で打ち破った戦闘のこと。数々の輝かしい戦勝を誇る戦争の天才・ナポレオンの最後の戦いとしても知られています。全軍合わせて歩兵25万人、騎兵10万人、大砲900台が投入され、一日の激戦で、死傷した4万人の兵と1万匹の馬がワーテルローの地に残されたそうです。

この戦によってナポレオンの大帝国の夢は瓦解し、戦勝側、英・普・墺・露の主導のもと、欧州の新しい秩序が構築され、その後約100年間(第一次世界大戦まで)欧州の地には平和がもたらされます。この平和な期間に欧州はさらに発展し繁栄していったのです。

この戦いは、日本史にとっての関ヶ原の戦いに近いものがあります。仏軍自慢の1万2000人の騎兵とそれを迎え撃つ陣形(方陣)を取った連合軍の激闘など戦史上も注目すべき戦いですし、また、歴史上も欧州の地図を塗り替えるターニングポイントになった戦闘ということで、語り継がれています。

さらにこの地に立ってみると、ベルギー在住者としては、欧州の大戦の最前線となってしまうベルギーという地域の持つ宿命を改めて突きつけられるような気がします。後の欧州最大の戦争・第一次世界大戦の主戦場もベルギーであったことを思いあわせると、欧州における小国ベルギーの立場の難しさと悲しさを実感させられます。
また、ナポレオンの敗因はいろいろ分析されていますが、ベルギー独特の雨の多い天候(数日前から続く雨によって地面がぬかるんでいて、仏軍自慢の騎兵の進行が阻まれた)がその原因の一つであったと知り、200年前も変わらぬ気候だったのだなぁと改めて感慨を覚えました。

ワーテルロー古戦場には戦況を紹介した博物館もありますが、英語で紹介されているので日本人にはちょっとわかりにくいです。できれば前もってDVDなどで戦況を勉強してから彼の地に訪れるとさらに理解が深まると思います。

参考:ヒストリーチャンネル・究極の戦闘史「ワーテルロー」



ナポレオンのフィギュアお土産。
ちょっと間抜けな顔のナポレオンですが
<和太郎>
在白日本人御用達の日本料理店。店名の和太郎はWATERLOOからだそうですよ。
(ランチセットは14EUR、その他一品料理もあります)
WATARO
Address :Chée. de Bruxelles 399 1410 Waterloo (Waterloo, Belgium)
Belgium
Tel: 02 353 01 34
Fax : 02 353 01 34
Open from 12h to 14h and from 18h30 to 22h30, the WE to noon from 12h to 14h30.





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2013年2月16日土曜日

ディナン 2月

アルデンヌ地方、ムーズ川沿いの小さな町ディナン。

<当日の日程>
9:27Leuven駅→Ottignies乗り換え→Namur乗り換え→11:39Dinant駅着 →(徒歩5分)→ 観光案内所 →(徒歩10分)→サックスの像・サックスの生家(サックス博物館)→昼食(Café Leffe)→シタデル→ノートルダム教会→クックドディナン購入→徒歩15分→洞窟入口→15:21Dinant駅→Brussel Noord乗り換え→17時30分頃Leuven着

<観光案内所>
駅からムーズ川の橋を渡る手前を左に曲がると観光案内所があります。ここでディナンの無料地図がもらえます。ガイドブックに載っていなかった観光名所(鍾乳洞とレフェビール博物館)の存在をここで教わりました。英語も通じます。駅から徒歩5分。

<アドルフ・サックス通り・サックスの像・サックス博物館>
ディナンは、楽器「サックス」を発明したアドルフ・サックスの故郷としても有名。街のメインの橋にもサックスの大きな像が飾られています。サックス博物館はサックスの生家を改装したもの。小さな可愛らしい博物館です(無料)。駅から徒歩10分程度

<昼食・レフェカフェ>
小さな小さなグランプラス(矛盾した表現ですが)に面した、ビアカフェ。地元の人観光客両方で混雑していたので入店してみました。ここディナン発祥のレフェビールとベルギー料理に舌鼓。メニューはフランス語のみ。サックス博物館から徒歩5分。料理3品+ドリンクで60EUROくらい。




<シタデル>
ディナンは交通の要所であったため、これまで数多くの戦争に巻き込まれてきました。街を守るために建てられた城砦も時代時代に翻弄されて、数々の戦闘に巻き込まれてきました。そんな歴史も学べるちょっとおどろおどろしい博物館です。ケーブルカーか徒歩でシタデルの上に登れます(いずれにしても入場料8EUR)。夏はシタデル博物館の中はガイドツアーでのみ見学できるみたいなんですが、私が言ったときは閑散期であったため自由見学できました。




<ノートルダム教会>
シタデルのケーブルカーの乗り口のすぐ横にある、街の象徴。美しいステンドグラスが見られます。


<Maison JACOBS クックドディナン>
ディナン名物、クックドディナンの老舗でお土産購入。蜂蜜と小麦粉だけで作ったお菓子は、以前は戦闘時の保存食であったというだけあってとても硬く日持ちのするもの。食べるときは事前に折って、ミルクやコーヒーに浸して柔らかくして食べるのだそう。直接かじると歯を折るらしいので、ご注意。教会から徒歩5分。Maison JACOBS:Rue Grand,147  B-5500 Dinant  tel:082 /22 21 39

<鍾乳洞・レフェ博物館>
当日存在を知ったディナンの観光名所。鍾乳洞の見学は1時間ごと。入口まで行ってみたのですが、時間がかかりそうだったので断念。暖かく日の長い季節なら良かったな。駅から街の中心とは反対方向に歩いて15分くらい。レフェ博物館はその手前にあります。

思った以上に見所も多く、楽しいベルギー・ワンデイトリップとなりました。
ディナン観光局http://www.dinant.be/index.php

2013年2月11日月曜日

Binche バンシュのカーニバル


バンシュのカーニバルに行ってきました。2003年、世界無形遺産に登録されたベルギーのお祭。楽しい仮装と元気な雰囲気を楽しんできましたよ

<当日の旅程>
12:37Leuven発→Brussel-Noord乗り換え13:03発→14:13Binche着→(徒歩10分)→グランプラス(観光案内所)→15:00パレード見学→17:45Binche発→Brussel-Midi乗り換え→20:00頃Leuven着
参考URL:http://www.carnavaldebinche.be/home-eng.html http://www.bel2.jp/event/article/binche.html

<カーニバルについて>
カーニバルは謝肉祭と訳されているカソリックのお祭り。カソリックには復活祭前の四旬節(46日前。四旬とは40日のことだが、日曜日を除くので46日前からとなる)の水曜日(灰の水曜日)から復活祭の前日(聖土曜日)までの期間は肉食を控えるという伝統があります(現在はそれほどこの規律を厳格に守っている人は少ないようですが)。こうした禁欲の日々を迎える前に、享楽的にお肉を食べお酒を飲んで騒いでおこう!というのが、カーニバルのもともとの趣旨です。現在では、春を待つお祭りとして広く受け入れられており、各地で様々な仮装行列パレードなどが開催されます。ブラジル・リオデジャネイロのパレードなどが有名ですよね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AC%9D%E8%82%89%E7%A5%AD

<Bincheのカーニバルについて>
Bincheのカーニバルは、カーニバル期間の日曜日から火曜日まで3日間開催されます
(1日目・日曜日)
9時と3時に仮装パレード。グループ毎のテーマに沿った装束を着て街を練り歩く。私たちはこの日3時のパレードを見学。子供たちの仮装姿が可愛かったですよ。女装をした男性のグループもいました。
(2日目・月曜日)
若者や子供達中心の祭り。午前10時からビオラの演奏とともに若者がパレード。夜には花火があがる。
(3日目・火曜日 マルディグラ(肥沃な火曜日))
Bincheのカーニバルのメインイベント。
Gille(ジル)と呼ばれる独特の仮装をした男性たちが繰り広げる仮面祭。
夜明けまえ Gilleは各戸から徐々に集まってコミュニティ毎の集団を構成
午前7時すぎ Gilleたちが集団で朝食(なんと朝から生牡蠣とシャンパン!伝統的なGilleの朝食です)
午前8時半 約800名のGilleがグランプラスに集合して一斉に同じ仮面をかぶります。
Gilleが一日中街を練り歩く。
午後3時過ぎ グランプラス中心にダチョウの羽で飾られた豪華な帽子をかぶったGilleが、次々に群衆に向かってオレンジを投げる。無事キャッチできた人は一年幸運であるとか。
午後9時30分 祭りの終わり。花火があがってフィナーレを告げる。

<Gilleについて>
Bincheのカーニバルの主役、Gilleは所謂ピエロとは異なる存在です。祭りの起源は13世紀。それ以前のBincheは毛織物産業で栄えていた豊かな街でした。しかし、産業の衰えとともに街を支配していた有力者(貴族や富裕層)は街を去り、Bincheには貧しい地元の民だけが残されました。彼らはこの地で生きていかなければなりません。その彼らが、去っていった富裕層を模して仮装したのがGilleの姿なのです。豊かさを示す太った装束(太った姿を表現するために、Gilleの衣装の下に藁を詰めています)、仮面に描かれたメガネ(当時メガネはインテリの富裕層しか所有できなかった)とヒゲ(整えられたヒゲも富裕層ならではのもの)はその姿を象徴しているのです。カーニバル最終日・火曜日の朝8時半、Gilleの装束をつけた約800人の地元民が、グランプラス広場で一斉にGilleの仮面をつける瞬間は、この祭りのハイライトです。仮面をつけたとたんGilleは個々人の個性を離れてGilleという概念に昇華されるのです。仮面をつけるのはこの瞬間だけ。これ以外の時間に悪戯心で仮面を付けるような不埒者は以降祭りへの参加を許されなくなるという厳しい掟があるくらい祭りの重要な行事なのです。おそらく街が再び豊かな人々で溢れかえるほど栄えるようにという祈りを込めたお祭りなのでしょう。

Gilleになれるのは、Binche生まれ(または、10年以上Binche在住)の男性。家族にGilleがいること。そして、早朝から夜9時までおよそ16時間、重い装束をつけ木靴を履いて街を練り歩く体力があることという条件をクリアしなければGilleにはなれません。子供のGilleも認められていますが、子供だからといって疲れても抱っこやおんぶはしてもらえません。また、この祭りは基本的にBinche市民の自費で開催されています。衣装はもとより、3時からのパレードでかぶるダチョウの飾りのついた帽子は何十万円もするものだし、パレードで投げる約100個のオレンジも市民が自腹で購入しているもの。さらに、各コミュニティでは、オリジナルシャンパンを準備して一日中Gilleたちのふるまうのですが、この振る舞い酒の費用も相当なものになるのだそう。とにかく、この祭りに、街の人はすべてを捧げていると言っても過言ではありません。この精神は、日本の多くの祭り、例えば岸和田祭りなどと共通していますね。
写真はwikipediaから
http://fr.wikipedia.org/wiki/Carnaval_de_Binche
<世界遺産登録の経緯>
この仮面祭りが世界遺産に登録された経緯には、Samuël Glotzさんという一人の民俗学者が大きく関わっています。彼はBincheのカーニバル(Gilleの仮面祭)と世界各地に存在する仮面祭りの比較研究をおこないました。詳細な研究の結果、Bincheの祭り以外、同じ絵柄の仮面を大勢の人が一斉に付けるお祭りはないこと、すなわち、この祭りが歴史的文化的にBincheのオリジナルであることを立証しました。これを受けて、Bincheのカーニバルはユネスコ世界無形文化遺産として登録されることになりました。彼が研究のプロセスで蒐集した世界中の仮面は、現在、Bincheの仮面博物館に展示されています。彼は2006年に亡くなりましたが、現在は、彼の息子さんが跡を継いで仮面博物館の館長を務めています。毎年、カーニバルの際は、Bincheの市民が彼の業績に敬意を表するため、生前彼が住んでいた家の前で彼をたたえる歌を歌うそうです。

参考TV番組: NHK「世界遺産」バンシュのカーニバル
http://www.accu.or.jp/masterpiece/masterpiece.php?id=39&lg=jp
http://www.belgium-travel.jp/destination/by_theme/culture/heritage.htm
http://www.museedumasque.be/en/index.php

<情報いろいろ>
・列車の乗車券は、SNCBのプロモーションチケット「Valentine Duo Deal」を利用。 同一旅程の二人組で、ベルギーどこでもOK14.00EUR。取り扱いはインターネット購入のみ。

・バンシュのカーニバルは大変有名なお祭りなので、列車が非常に混雑します。Leuven方面からBincheに行く時は、Binche行き始発駅のBrussel-Noord駅で乗り換えると座れます。
・Binche駅からBrussel方面への帰りの列車は1時間に1本。Bincheは始発駅なので、列車は出発予定時刻の20分くらい前からホームに止まっています。早めに駅に行っておけば座れます。出発予定時刻ギリギリだと、座れないことがあります。

・Bincheのグランプラスに観光案内所があります。ここで、Bincheの地図や当日のパレードの道順などを教えてもらいましょう。

・観光案内所の地下にトイレがあります(有料0.40EUR)。それ以外でトイレを借りたい時は、街のカフェでお願いすれば貸してもらえます(有料の場合と無料の場合があり)。ちなみに、駅前のカフェではトイレを無料で貸してくれました。最初はお礼を言ってそのまま店を出ようと思ったのですが、やっぱりちょっと気が引けたし、列車の発車時刻までちょっと間があったので、一杯ビールを注文しました(Bincheの地ビール)。何気なく注文したのですが予想以上に美味しいビールで、それも良い思い出となりました。

・私たちは日曜日のパレード(3時駅前出発グランプラスまで)を見に行きました。スタート地点から500mくらい離れた交差点で待機。しかしさすがにベルギー時間。ゆっくりゆっくりパレードが進み、そこにパレードがたどり着いたのは何と3時40分ぐらいでした。とても楽しいパレードでしたが、最初のグループから最後のグループが通り過ぎるまで1時間半近くはかかりました。

・春を呼ぶカーニバルですが、私たちが行った当日はとても寒い日でした。パレードが通り過ぎるまでかなり長い時間を外で待つことになるので、完全防寒をおすすめします。

・カーニバルのパレードは、パレードする人が着飾っているのはもちろんなのですが、パレードを見学している人たちもいろいろな仮装をしていましたよ。子供たちだけでなく、大人も仮面をつけたりしていました。Bincheの街でも仮装グッズをいろいろ売っていましたよ。

初めて参加したBincheのカーニバル。その歴史や背景もふくめて、さまざまなことを勉強し楽しめたお祭りでした。

2013年1月26日土曜日

2012年12月26日水曜日

Ghent ゲント 12月

冬空のもと、ゲントに行ってきました

 <日程>
10:36 Gent-St.Peters駅→トラム1番(7~8分)→コーレンマルクト下車→聖バーフ教会(ファンアイク兄弟作「神秘の子羊」)→12:30観光案内所→昼食→トラム24番→ベギンホフ→トラム24番→ゲント美術館→バス→Gent-St.Peters駅→17:03SNCB乗車→Leuven

<トラム>
SNCB(ベルギー国鉄)のIC停車駅であるGent-St.Peters駅から聖バーフ教会などのあるゲントの旧市街(コーレンマルクト)まではトラム1番に乗車して7~8分。駅前は2012年12月現在工事中なのでゴチャゴチャしていますが、Centrum行きのトラム乗り場ははっきりと表示してあるのでその案内に沿って行きましょう。De Lijnの回数券(フランダース地方のバス・トラム共通)で乗車できます。

 <聖バーフ教会 St-Baafskatheedraal>
フレミッシュプリミティブの最高傑作・ファンアイク兄弟作・ゲントの祭壇画「神秘の子羊」。これを再びじっくり見るために今回ゲントに行きました。何度見ても素晴らしい、私の最も好きな絵。何時間見ても飽きない・・・。門外不出なので、日本に帰国したらもう二度と見ることができないかもしれないと思うと、余計、隅々まで目に焼き付けておきたくなります。ほんと、素晴らしい。
この祭壇画以外にも聖バーフ教会には、ルーベンスの「聖バーフの修道院入門」 や美しいステンドグラスなど見所満載。また、神秘の子羊が以前掲げられていた教会の祭壇部分もぜひ見て欲しいところ。
祭壇画のみ、4.00EUR(オーディオガイド付き・日本語有り)。
所要時間1時間半
おすすめ度 ***** 

<観光案内所>
この日は、鐘楼の横にある観光案内所は閉まっていました(トイレは利用できた)。代わりにフランドル伯居城の前の広場にある新しい観光案内所に行ってみました。様々な地図や情報が得られるので、個人旅行ではぜひ訪れておきたいこところでしょう。

<昼食・Restaurant De Witte Leeuw>
 昼食を予定してたレストランがお休みだったので、急遽探して入店したレストラン。本日のランチ(12.00EUR)とゲント名物・ワーテルゾーイ+飲み物を注文して35.00EURくらい。旧市街の中心部に有り気軽な雰囲気で人気の様子でした。
Restaurant De Witte Leeuw
Bvba PPR-Team Graslei 6 9000 Ghent Belgium
Tel.: +32(0)9 223 48 58 Fax: +32(0)9 223 70 08 E-mail: dewitteleeuwgent@skynet.be
Open: Tuesday till Sunday from 11 o'clock till...The kitchen is open continually http://www.dewitteleeuwgent.be/en/home.html
おすすめ度 ***



<ベギンホフ>
ルーヴェンのベギンホフに住む身としては、各地のベギンホフを訪れないわけにはいきません。観光客も少なく、静かな雰囲気でした。
http://www.visitgent.be/en/node/8149/
<ゲント美術館>
2012年の9月から5年にわたって、聖バーフ教会の「神秘の子羊」は修復作業に入っています。教会に展示されている26枚のパネルは順次はずされて修復がおこなわれます。ゲント美術館では教会から運び出された祭壇画の修復の様子を見学することができます。私が訪れた時は、祭壇画扉面がこちらに運び出されて修復作業が行われていました。
実は、祭壇画は本来開閉されて拝礼するものですが、現在は信仰の対象というよりは美術品という位置づけになっているため、神秘の子羊は教会の展示室で扉があけられた状態で展示されています。そのため、本来閉じられた状態であれば一貫した風景となる祭壇画の表部分は、左右に分かれて鑑賞せざるを得ないものとなっています。しかし、この修復作業中は、扉面を並べて展示してくれているので、現在の展示方法に変わってからは絶対見ることのできなかった扉面絵画の繋がった様子を見ることができます。(下写真参照、写真はwikipediaから。ゲント祭壇画修復室のみ撮影不可)
祭壇画の修復作業の展示がこの美術館でおこなわれていることはあまり知られてないせいか、人も少なく、じっくりと絵画鑑賞できる穴場だなと思いました。

「神秘の子羊」以外にも、フランドル絵画の巨匠ヒエロニムス・ボスの最後の作品と言われる「十字架を担うキリスト」を含む2枚も所蔵しています(現存するボスの作品は少ないので希少です。数多くの傑作を抱えるスペインマドリードのプラド美術館でも、ボスの作品は美術館の重要作品の一つに位置づけられているほどの画家です)。さらに、14世紀から20世紀前半にわたるフランダース地方を中心とした作品を展示しています。小さいながらも見所のあるゲント美術館でした。

ただ、この美術館は、StPeters駅からちょっと離れた公園の敷地内にあってちょっとわかりにくい位置にあります。中心地からトラムで駅に向かい駅の二つ前くらいでおりました。一番近い停留所だと思ったのですが、それでも公園内を10分ほど歩かなければなりませんでした。帰りは、美術館横道路に駅行のバス停を見つけたのでそこからバス飛び乗って駅に戻りました(駅までバスで5分くらいだったでしょうか)。
入館料 3.50EUR
所要時間 2時間
おすすめ度**** 美術好きならぜひ
参考URL(ゲント祭壇画修復について)http://www.visitflanders.jp/where-to-go/cities/ghent/arts/the-adoration-of-the-mystic-lamb.jsp
参考URL(TV東京「美の巨人たち」ゲント祭壇画)
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/110402/


ブリュッセルとブリュージュというベルギーを代表する観光都市に挟まれているため、ゲントを省略してしまう観光客は少なくないですが、わたしはゲントのしっとりとした雰囲気がとても気に入っています。ぜひ訪れて中世の雰囲気あふれるベルギー街歩きの醍醐味を味わっていただきたいなぁと思います。

2012年11月28日水曜日

Antwerp アントワープ 11月

アントワープに行ってきました。毎月最終水曜日はアントワープのいくつかの博物館が無料になります。それを目当てに出かけてまいりました。

<当日のルート>
9:20Leuven→(SNCB)→10:18アントワープ中央駅→(Metro)→チョコレートショップ「Hans Burie」→マイヤー・ヴァン・デン・ベルグ美術館→プランタン・モレトウス印刷博物館→ (Metro) →昼食→ (Metro) →ノートルダム大聖堂→市庁舎→聖ヤコブ教会→ベギンホフ→15:42アントワープ中央駅(SNCB)→Leuven

<アントワープ中央駅>レオポルド2世の命令よって着工された壮麗な駅舎。これを見るだけでもアントワープに来る価値あります。0階にインフォメーションセンターがありますので、ここでアントワープの地図を入手して(無料)、街歩きに出かけましょう。トイレや(有料0.5EUR)大きな荷物を入れられるコインロッカーもあります。

<Metro>
De Lijn(フランダース地区の公共交通機関)運営のメトロ。中央駅から地下で直結しています。市内中心部へは徒歩でも20分くらいですが、今回は地下鉄で行きました。GroenPlaats駅で下車

<チョコレートショップ「Hans Burie」>
サッカー日本代表ゴールキーパー・川島選手がTV番組「アナザー・スカイ」の中で紹介していたアントワープの高級チョコレートショップ。Antwerpen(手を投げるの意)の名前にちなんだ「手」の形をしたチョコやダイヤモンドの形のチョコなどあり、お土産にも適した品揃え。もちろんプラリネもいろいろ。プラリネ4個を購入(
3.85EUR)。
Hans Burie
Gasthuisstraat 3. 2000 Antwerpen.
TEL. +32(0) 3 232 36 88. FAX. +32(0) 3 231 33 49
周辺のショップも皆おしゃれ。ウィンドウ・ショッピングも楽しいエリア。
左 BURIEのウィンドウ 右 インテリアショップのクリスマスディスプレイ
 <マイエル・ヴァン・デン・ベルグ美術館>

貴族のマイエル・ヴァン・デン・ベルグ氏の邸宅を改装し彼が蒐集したコレクションを中心に展示。ピーテル・ブリューゲルの「狂女フリート」は必見。ブリューゲル絵画の面白さに惹きつけられました。貴族の館の雰囲気も味わえます。おすすめ美術館。
Museum Mayer van den Bergh
Lange Gasthuisstraat 19 2000 Antwerpen
03 338 81 88 fax +32 3 338 81 99
open from Tuesday to Sunday 10am to 5pm 大人 8.00EUR 
毎月最終水曜日 無料

<プランタン・モレトウス印刷博物館>
活版印刷の工房を保存・展示している博物館。港湾都市として発展したアントワープ。船の運航に欠かせない地図の印刷はこの地の大きな産業でした。古い書物やエッチングの原版などが展示され、また活版印刷工房の様子が保存されていて、当時の様子がよくわかります。工房見学大好きなので、この博物館は個人的にとってもツボでした。2005年世界遺産登録。
参考TV番組:http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cards602.html
Museum Plantin-Moretus V
rijdagmarkt 22-23 2000 Antwerpen tel.
+32 3 221 14 50
fax +32 3 221 14 71
Open from Tuesday to Sunday 10:00 - 17:00 大人 8.00EUR 
毎月最終水曜日 無料


<昼食・Korean Restaurant Ariran>
アントワープ中央駅の近くには中華街・エスニック街があります。今回はここで昼食。
Arirang Statiestraat 8, Antwerp TEL03 2322594   
左上:ビビンパ15.00EUR 左下:韓国お惣菜 
右下:Soup with beef, leek, Chinese cabbage and radish 15.50EUR

<トラム>
トラム10番で街の中心に戻ろうと思ったのですが、この日はストライキだったようでいくら待ってもトラムはやってきません。仕方なくメトロ利用。欧州では、突然ストや通行止めなどと直面することがあるので、ひるまず迂回方法を考えなければなりません。日本ではちょっと考えられないことなので、こういう点は疲れますね。

<ノートルダム大聖堂>
言わずと知れた、アントワープの観光名所。「フランダースの犬」「ネロ少年」「ルーベンスの絵」というキーワードで多くの日本人が訪れています。静謐な雰囲気と迫力あるルーベンス絵画を堪能できます。ただ、今回は教会の修復工事中でしたので以前に来た時より味わいが欠けていたかな。ちょっと残念でした。
De Kathedraal Groenplaats 21 2000 Antwerpen 
大人 5.00EUR Tel: 32 (0)3 213 99 51 Fax: 32 (0)3 231 86 17


<市庁舎・市庁舎前広場>
アントワープの名前の由来となったブラボー伝説の像がある市庁舎前広場。ここは良いフォトポイントです。市庁舎内部へは一階の一部分に入れるだけ。残念ながら、ネロ少年が絵画展に落選・落胆したという物語の舞台となった、「市庁舎の階段」を直接見ることは叶いませんでした。
Grote Markt 1, 2000 Antwerpen 03 221 13 33

<聖ヤコブ教会>
ルーベンスが眠る教会。ルーベンスの絵画もあるという。この日は残念ながら非公開でした。

<ベギンホフ>
世界遺産。ベギン会修道院の共同住宅エリア。おしゃれでモダン、活気のあるアントワープの街の中で、タイムスリップしたような中世の趣があふれる一角です。

<SNCB>
アントワープ中央駅からルーヴェンへ。途中、25分も停車して(理由不明)、予定時刻より30分近く遅れてルーヴェンに到着しました。

<ひとこと>
アントワープ王立美術館は2017年まで改装のため閉館中。フランダース絵画の秀作を沢山所有しているので訪れたかったのですが・・・。その点は、とても残念した。冬の寒い一日でしたが、おしゃれで活気ある街並みとブリューゲル絵画と歴史ある建物を楽しむことができました