<日本大使館で在留届提出・運転免許証の翻訳依頼>
日本国民が国外に3ヶ月以上滞在する場合、在外公館に在留届を出す必要があります。在ベルギー日本大使館の場合、在留届はインターネットでも手続きできるようですが、私たちの場合、運転免許証を日本のものからベルギーのものに書き換えする必要があったので、直接ブリュッセルにある日本大使館に足を運びました。日本大使館でその旨告げると、手続きの方法を教えてくれます(もちろん日本語で)。
運転免許証の翻訳には1週間程度かかるので、再び、大使館に赴いてこれを受取ります。その際14.5ユーロの翻訳料がかかります。
<運転免許証書き換え>
必要書類 大使館での翻訳書類、日本の免許証、ID、パスポートと写真2枚
運転免許の書き換え申請は、IDカードが交付された際、同時に行なうことができます。ルーヴェン市の場合、日本の運転免許証と交換でベルギーの運転免許証が発行されます。日本の免許証はルーヴェンの市役所に預ける形になります。(希望者はブリュッセルの日本大使館預かりという形にもできますが、私たちはルーヴェン市に預けました。ルーヴェン市での管理はちゃんとしていましたし、帰国の時もすぐ返してもらえました)
申請から3から4週間で免許証が発給されるとのことでしたが、実際は5週間かかりました。申請後、手続きが完了した旨の手紙が市役所から届きますのでそれを持って市役所へ行くとベルギーの免許を発給してくれます。
なお、ベルギーの免許はヨーロッパ全域で有効ですが、他の大陸(アメリカなど)へ行く場合は国際免許が必要となります。また、日本に一時帰国して運転をしたい場合は、預けてある日本の免許とベルギーの免許を交換しなければなりません。
本帰国の際は、市役所でベルギーの免許を返還し、日本の免許を返してもらうことを忘れないように。
<ベルギーでの自動車の運転について>
以上書いてきたように、ベルギー長期滞在者が実際にベルギーの運転免許を入手するためには、信じられないような長い時間がかかります(最短でも2ヶ月くらい)。長期滞在者は、ID申請中はベルギー内での国際免許での運転は認められてはいませんが、念のため日本で国際免許を入手して、持ってきてはおきました。
ちなみに、ベルギー(欧州)では、マニュアル車が一般的です(9割くらいマニュアルらしい)。日本のAT限定免許では、もちろんこちらでも、マニュアル車を運転することはできません。レンタカーにはAT車もあります。カーシェアリング(Cambio)では電気自動車(三菱アイミーヴ)だけが、ATですがこの車は一回のレンタルで20kmまでしか走行できないので、あまり遠出することはできません。駐在の方たちは、AT車を探して購入されている方もいらっしゃるようです。
また、運転ルールには「右方優先」など、ベルギー独特のルールもあります(「ベルギー生活便利帳」に詳しい)ので、私たちもとても緊張して運転しています。