しかしここは違います。もともと伊丹市の近隣は、豊臣秀吉の時代から造園業が盛んなエリアで、現在でも多くの園芸農家が立派な樹木を栽培・販売し、庭づくりに関わっていらっしゃいます。その伊丹市が自信を持って派遣した造園関係者が作庭した日本庭園ですので、本格的な構成の美しく堂々とした素敵なお庭です。日本人としても誇れる素晴らしい施設だと思います。また、日本との文化交流の一環として様々なイベントも開催されていて、それも嬉しいことですね。(ちなみに、JR伊丹駅前にはハッセルト市から送られたカリヨンがあります。2013年5月、NHK大阪ローカル放送「えぇトコ」でその姿と音色が放送されました)
http://www.city.itami.lg.jp/home/SHIMIN/KOKUSAIHEIWA/0001080.html
http://aranishi.hobby-web.net/3web_ara/saihakken6.htm
http://www.nhk.or.jp/osaka/program/eetoko/past/20130524.html
ハッセルトでもう一つ有名なことは、ジュネヴァという蒸留酒(ジンの元祖)。ジュネヴァの製造工程を見学できる国立ジュネヴァ博物館もあります(私は訪れませんでしたが)。ジュネヴァ入の名物「ハッセルトコーヒー」にトライするのもハッセルトの楽しみです。さらに、10月にはジュネヴァまつりもあるそうなので、お酒好きの方は訪れてみるのも楽しいかなと思います。
ジュネヴァについては以下のサイトに詳しく書いてありました。
http://www.belgianbeer.co.jp/lineup/list_cat_6x1_1.htm
今回のルーヴェンからのワンデイトリップは、ここハッセルト日本庭園で開催される「七夕まつり」 の見学が目的です。どんな七夕祭りでしょうか?
<当日の日程>
10:05Leuven発10:50ハッセルト着→観光案内所で情報入手→買い物・ウィンドーショッピング→ランチ(市庁舎前・結婚式)→ベギンホフ見学・日本庭園見学→バス→15:38ハッセルト駅発→16:24LEUVEN着
ランチは、市庁舎前のレストランで。お向かいの市庁舎では結婚式を終えたカップルが何組も市庁舎から出てきましたよ。とっても良い天気で素敵なカップルばかりでした。
HOOGHUIS Lombaardstraat 6 3500 Hasselt TEL:011/22.91.97
ランチセット € 18.00 フリッツ € 2.00ハッセルとコーヒー € 4.50 Kriek/Framboise € 3.20
日本庭園には、歩いていくとちょっと距離があるので、バスに乗りました。DeLijnのサイトで調べて行くことができます。 行きは街を散策してからリングの外側・北東にあるHASSELT DUSARTPLEINの停留所でバスに乗車しました。帰りはH3のバスで駅に戻りました。日曜はバスの本数が少ないみたいなので調べてからいったほうがいいかなと思います。
HASSELT DUSARTPLEIN→(45番かH3のバスで2停留所)→HASSELT RIJKSADMINISTRATIEF CENTRUM下車、左側にある公園内を歩いて徒歩5分(表示アリ)。(駐車場もあります)
七夕まつりイベントの内容は、尺八や太鼓の演奏、日本酒の試飲販売、日本の紙芝居(桃太郎とか)などでしたよ。七夕飾りもあって、短冊に願い事を書くこともできました。日本人はほとんど来ていなくて、ベルギー人がパラパラと来ていました。浴衣を着てきているベルギー人もいましたから、日本好きのベルギー人かな?また、とても美しい庭ですので、結婚式の写真を撮影してるカップルもいましたよ。ベルギー人には七夕まつりはどんなふうに映ったのかな?私は郷愁を誘われましたが。
日本庭園(Japanse Tuin)
Gouverneur Verwilghensingel 23, 3500 Hasselt
Tel: +32 11 23 52 00
URL: http://toerisme.hasselt.be/en/content/3742/japanse-tuin.html
開園時期: 4月1日~10月31日(冬季休園) 入園料 大人5.00EUR
日本庭園には思ったほど人出がなく閑散とした感じでしたが、美しい日本庭園や日本家屋を見ることもできましたし、活気のあるハッセルトの街並み散策もできましたので、天気の良い日のワンデイトリップとしては上出来だったかなと思っています。