Academic Processionは、大学の新年度を開始するにあたって伝統的な衣装を身にまとった教授が街を練り歩く儀式です。KULeuvenだけではなく、世界の大学でも多く行われている儀式のようです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Academic_procession
KULeuvenでは、年度始めの日、大学本部のあるUniversiteitshal (University Hall)から聖ペテロ教会 Sint-Pieterkerkまでの200mを学長(赤い装束の方)を先頭に、100名あまりの教授が黒いガウンを身にまとって行進していきます。ガウンの飾りの色が様々なのは学部による違いでしょうか。
教会では、教授たちの到着をファンファーレで迎えます。その後、教会の中で1時間程度のミサがおこなわれます。ミサは主にフラマン語でおこなわれますが、ところどころ英語の説明もあります。教授たちに続いて行けば、一般市民も教会に入ってミサに出席することができます。
私も教授たちの後ろに続いて、教会にはいりました。カトリックのミサというものに初めて参加したので、ちょっと緊張しました。たいていの部分は前後の人を真似すれば大丈夫ですが、最後のホスチア(小さな食べ物)は、信者のみがいただけるもののようです。また、ミサの途中で周りの人と握手するという儀式があることを知らなかったので、周りの人から手を差し出されて、ちょっと戸惑いました。
日本の大学のように入学式というセレモニーはありませんが、この伝統的な儀式が大学町であるLeuvenに新学期の始まりを告げるものとなっています。夜のテレビニュースでもこの様子が放映されていました。