2013年1月29日火曜日

テレビについて(3) 料理番組


言葉がわからなくても楽しめる番組といえばスポーツと料理番組でしょう。ここでは、私が見ていた料理番組の紹介をします。

最もお気に入りだったテレビ放送・料理番組専門局は「njam!」。 ベギンホフのテレビでは、テレネットの広告の合間・夕方6時頃から8時頃までの放映。このテレビ局でさまざなな食材の扱い方や料理のレシピをたくさん学びました。局専属のnjamシェフの番組と他国で放映されている料理番組両方が放映されていました。
http://www.njam.tv/

<njamシェフたちのご紹介>
Johan Segers:フランダースの伝統的料理を数々紹介。大きな体で繊細にじゃがいもを剥く手つきが美しい。Njamシェフの中で一番のお気に入りでした。
Jan Buytaert:ベルギー料理シェフ。Stoemp(マッシュポテトに様々な具をのせたもの)を数々紹介。ベルギー人か家庭で食べているものがこの番組を見ているとよくわかります。シェフの物腰も柔らかく、見ていて心安らぐ料理番組でした。
Peppe Giacomazza:陽気なイタリア料理のシェフ。イタリア料理のコツをこの番組から学びました。生パスタ作りの手際はさすがです。
Roger van Damme:洋菓子とパンのスペシャリスト。魔法のような手さばきで美しく美味しそうなお菓子を作り出す番組は見ているだけで楽しい。
Chiara van Emrik:様々なキッシュを提案。若い女性シェフ。
Manuel Wouters:カクテルの専門家。美しいカクテルを鮮やかな手さばきで披露してくれます。
Quyên Truong Thi:アジア料理担当。しかしその手際の悪さは料理人を名乗るにはふさわしくないのでは。おそらく、フラマン語が話せるアジア人シェフがいないのでしょうが、この程度の料理がテレビで放映されているようでは本格的アジア料理の家庭への普及は程遠いような・・・。
Thierry Theys:ベルギーの若き人気シェフ。日本料理の技法を取り入れたモダン・キュイジーヌが看板のようですが、正直技術的に懲りすぎていて、あまり美味しそうという感じはないかな。日本料理では新鮮な食材を活かすことが最大の使命ですが、それが欧州人の手にかかると美しい盛りつけの方に気持ちがいっていて、触りすぎてしまっている感じなのですよね。そのへん、感覚の違いでしょうが私はあまり好きではありませんでした。

上記以外にもいろいろなシェフが出てきましたが、全部は書ききれないのでこのへんで。

<Njamシェフ以外の料理番組でお気に入りのもの>
Jamie Oliver:世界的な人気の英国人のシェフ。若く行動的な青年が鮮やかな手さばきで料理をつくるところが見どころ。料理に関心の低かった英国での成功が彼の名声を高めました。単なるシェフとしてだけでなく、給食改善運動や道を誤った青年たちをレストランで雇って社会更生に助力するなどの慈善活動もする傍ら、バンドをやっていた経験を活かして歌を披露したり、広告活動をしたりといったマルチタレントとしても活躍。料理それ自体よりパフォーマンスを楽しむ番組かな。速水もこみちの料理番組などの雛形はおそらく彼の番組からでしょう。
http://www.jamieoliver.com/
Donna Hay  ‘fast, fresh, simple’ : オーストラリアの料理研究家Donna Hayが紹介する料理はシンプルで作りやすい。オーストラリア版・栗原はるみという感じ。おしゃれな西洋家庭料理を実際作ってみたい人におすすめの番組
http://www.donnahay.com.au/donna-hay-tv/
Sofie Dumont:フランダースのテレビ局vtmで放映されていた料理番組。女性料理研究家がフランダースの伝統料理を紹介してくれます。ベルギー料理のつくり方を一番学んだ番組です。おすすめ。
http://koken.vtm.be/chefs/sofie-dumont