2013年1月31日木曜日

ベルギー国鉄(4)

<各種割引チケット>
ベルギー国鉄には各種割引チケットや割引キャンペーン期間などがありまして、私も全部知っているわけではないのですが、利用してみたものをいくつかご紹介します。
・週末チケット(金曜日の夜から日曜日まで)。ほぼ半額。
・夏休み割引(夏休み期間、全国どこでも15EUR)
・秋の割引 (10月下旬から11月上旬まで 全国どこでも10EUR。インターネット購入のみ)
・冬休み割引(冬休み期間。全国どこでも9.90EUR)
・冬のバーゲン期間週末割引(1月の週末。全国どこでも8.90EUR)
・Valentine Duo Deal 同一旅程の二人組で、ベルギーどこでもOK14.00EUR。取り扱いはインターネット購入のみ(2月中旬)
・RailPass 73EUR(10回分回数券、複数人数で利用可)乗車の際に行き先を書き込んで利用するもの。大勢で平日に乗車する際など利用価値アリ。
  http://www.b-rail.be/nat-r/E/tarifs/passes/rail/
・Go Pass 10(テン)50EUR RailPassの若者版(26歳以下)。
・Go Pass 1(ワン)26歳以下の1回割引乗車券。どこでも6EUR。インターネット購入のみ。

SNCBのインターネットサイトに行くと、自分が乗車したい日時にどのような割引が適応できるか比較することができる機能があります。おでかけの際は、ここで事前に確認しておくと良いかなと思います。窓口でももちろん相談に乗ってくれますが、そういう人が多いせいか窓口はたいてい長蛇の列。自分でどの切符を買えば良いかわかっていれば、自販機利用で時間短縮につながります。
(こうした各種割引の存在は「ベルギー移住生活」さんのブログで知りました。ありがとうございました)

 <列車を降りる>
列車内の放送・表記は蘭語か仏語。自分が下車する時刻をメモしておくと間違えずに下車できます。ただし、ベルギーの列車は頻繁に遅れます。5分遅れ、10分遅れは当たり前!ひどい時は30分遅れとかあります。何分遅れているかは、駅の電光掲示板に表記されていますので(+07:00とか赤字で書かれている)、乗車の際それを把握しておくと安心です。

ベルギー国鉄の場合、駅での停車時間は5分くらいあるので、列車がホームに入って駅名の表示を確認してから出口に向かっても十分です。安心して下車しましょう。

<ストライキ>
時々、国鉄職員のストライキによって列車がキャンセルされることがあります。こればかりは残念ながら予期できないことす。ベルギーでストになると、ユーロスターなどの国際特急もキャンセルになるようです。幸運なことに、私はストに当たったことはないので、その対処の仕方はちょっとわかりません。代替バスとか出るのでしょうか・・・?ご存知の方おられたら教えていただきたいです。

<駅の施設>
ルーヴェン駅には、コインロッカーがあります(たいていの駅にはコインロッカーがありますが、時々故障中のこともあります)。大きなトランクも入ります。ブリュッセルやアントワープなど大きい駅には荷物預かり所もあります(有料)。銀行のATMやカフェ、証明写真機などもあります。駅のトイレはたいてい有料(0.50EUR)です。有料というのは驚きますが、管理人がいるので、危険だったり、ひどく汚かったりすることがない分、かえって安心して利用できるとも言えます。
コインロッカーの使い方には日本語表記があります
ATM
ルーヴェン駅のトイレ(現在ルーヴェン駅は全面工事中のため仮設のものです)
鉄道旅行は欧州旅行の醍醐味です。列車好きなら、気ままに乗車してベルギーの景色を眺めるだけでもとっても楽しいですよ。では、良い旅を!

2013年1月30日水曜日

テレビについて(1)

ルーヴェン大学の宿舎ベギンホフに据え付けられていたテレビで観られる放送局は、地上波だけでした。英語放送もあまりなく、スポーツチャンネルや映画のチャンネルももちろんなく、オランダ語やフランス語のテレビ局が主。6月19日まではBBCやイタリアの放送局なども地上波アナログで映っていたのですが、ロンドンオリンピックを前にそれらの放送はデジタルに移行。残ったチャンネルは、フランダースの放送局(een、vtm)とワロンの放送局(RTL)など、外国の放送局はオランダのテレビ局(Nederland 1、Nederland 2)とフランスのテレビ局(TF1)、英語のものはeuronews, CNNだけとなりました。これでは何がなんだかわからない。そう思って、当初はケーブルTVに加入しようかとも思ったのですが(実際テレネットに問い合わせに行った)、ベギンホフの管理事務所からストップがかかって断念。(勝手に電化製品を導入してはいけないと言われた)結局1年間、地上波放送だけを見て過ごしました。
日本では結構テレビを見ていたのではじめは戸惑いましたが、いろいろザッピングするうち、オランダ語やフランス語がわからなくても何だか楽しめるというテレビ番組もいくつか見つけられるようになりました。ここでは、そんな面白番組や情報番組をいくつかご紹介します。
ベルギーで放映されている地上波放送一覧はこちら
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_television_stations_in_Belgium


テレビについて(2) ニュース番組

インターネットでニュースや情報を容易に入手出来る時代にはなりましたが、日本での視聴習慣もあり、やはりテレビのニュース番組は生活の中で欠かせない気がしていました。そういう私が主に見ていたニュース番組は以下。

(1)euronews(1日中放映 英語)
欧州のニュースチャンネル。ベルギーで放映されているeuronewsは英語のアナウンス付きでしたのでこれが一番重宝した番組です。15分にまとめられたニュースが繰り返し繰り返し放映されます。時折特集やインタビューもありますが、それはごく一部で基本的には延々と同じニュースが流れます(半日くらいで次のニュースに変わる)。でも、英語のリスニングが苦手でも、これだけ繰り返し流れてくれば何となく意味もわかってくるものです。そして最も重要なことは、今、euroでは何が一番ホットな話題かがわかるという点。欧州通貨危機・法王の交代・アフリカや中東問題など日本ではあまり重要視されないニュースが欧州ではトップニュースだったりして、そうしたことを知ることができるという意味で私にとって欠かすことのできないチャンネルでした。
また、euronewsで一番面白かったのはnocommentのコーナー。ニュース映像だけが3分ぐらい淡々と放映されます。コメント、編集一切なし。テレビ局の恣意的な編集を排除することで、映像からの情報がダイレクトに伝わります。日本関係では、一般参賀や震災慰霊式の映像や原発反対デモなど硬いものから、日本のハロィーンの様子など柔らかいものまで放映されていました。
また、ランデブーというコーナーもお気に入り。世界各地のアートイベントを紹介するコーナー。もちろん足を運べるわけではありませんが、「今、パリのポンピドーセンターではダリの展覧会をやっているんだぁ」と想像をふくらませて楽しむことができました。
http://www.euronews.com/
http://www.euronews.com/news/streaming-live/ (pcでライブニュースが見られます)

(2)Het Journaal(チャンネルeen 早朝から朝9時まで 蘭語)
フランダースの放送局、eenの看板ニュース。日本と違ってベルギーのテレビ局eenには午前中基本的にテレビ放送がありません。そこで、穴埋めのために(?)前夜11時代に放映したテレビニュースを翌朝午前中繰り返し繰り返し放送しています。これがHet Journaal(Laat)。この番組はフランダースの情報が主なので、ベルギー国鉄がストで運行休止していることなど生活に直結したニュースを知ることができます。私はもちろんオランダ語はできませんが、とにかく繰り返し見ていると何だか少しわかってくるものです。気になったニュースをインターネットなどで調べたりしながら、利用していました。2012年11月に行われた地上選挙の際など、フランダースの情勢分析を細かくしてくれましたので、とても興味深かったです。
それと、合間に流れる天気予報HET WEERもお気に入り。不安定なベルギーのお天気はこの番組でチェックしてました。毎日毎日眺めているうちに、キャスターのフランクさんとサビーヌさんのファンになってしまいました。http://www.een.be/programmas/het-journaal
(3)vtm nieuws(vtm 19時から1時間程度 蘭語)
こちらは、フランダースの民間放送局による生のニュース番組。後述のフランス語系ニュースを主に見ていたのであまり利用しませんでした。
http://nieuws.vtm.be/


(4)19 trente(ブリュッセル/ワロン地方テレビ局 la une 19時半から30分程度 仏語)
ブリュッセルから放映されるニュース。ベルギーを知るにはフランダースの放送局だけを見ていては不十分だと思ったので、夜は、こちらのニュースを見るよう心がけました。もちろんフランス語もちんぷんかんぷんですが、毎日一生懸命見ていると漠然と内容が理解できるようになってくるんですよね。不思議です。インターネットなどで情報を補完してるからだとは思うんですが。
この番組も一応全国ニュース+ブリュッセルとワロン情報という構成ではありましたが、ベルギー全体を俯瞰したニュースはフランダースの放送局より多かった気がします。やはり首都ブリュッセルから放映されているせいでしょうか。また、同じニュースでもフランダースとブリュッセル(ワロン)は何となく切り口が違うような気がしました。
http://www.rtbf.be/laune/emission/detail_jt-19h30?id=21(VTRも見られます)

なまじ仏語・蘭語がわかるといずれかの放送局だけ見てしまいますよね。でも、私の場合どちらも全くわからないのでそう言う意味で公平に見比べることができたようにも思います。ベルギー人でもフランダース・ワロン両方のニュースを見る人は少ないと思うので、二つのエリアのニュース放送を見比べることができたのは面白い体験でした。

2013年1月29日火曜日

テレビについて(3) 料理番組


言葉がわからなくても楽しめる番組といえばスポーツと料理番組でしょう。ここでは、私が見ていた料理番組の紹介をします。

最もお気に入りだったテレビ放送・料理番組専門局は「njam!」。 ベギンホフのテレビでは、テレネットの広告の合間・夕方6時頃から8時頃までの放映。このテレビ局でさまざなな食材の扱い方や料理のレシピをたくさん学びました。局専属のnjamシェフの番組と他国で放映されている料理番組両方が放映されていました。
http://www.njam.tv/

<njamシェフたちのご紹介>
Johan Segers:フランダースの伝統的料理を数々紹介。大きな体で繊細にじゃがいもを剥く手つきが美しい。Njamシェフの中で一番のお気に入りでした。
Jan Buytaert:ベルギー料理シェフ。Stoemp(マッシュポテトに様々な具をのせたもの)を数々紹介。ベルギー人か家庭で食べているものがこの番組を見ているとよくわかります。シェフの物腰も柔らかく、見ていて心安らぐ料理番組でした。
Peppe Giacomazza:陽気なイタリア料理のシェフ。イタリア料理のコツをこの番組から学びました。生パスタ作りの手際はさすがです。
Roger van Damme:洋菓子とパンのスペシャリスト。魔法のような手さばきで美しく美味しそうなお菓子を作り出す番組は見ているだけで楽しい。
Chiara van Emrik:様々なキッシュを提案。若い女性シェフ。
Manuel Wouters:カクテルの専門家。美しいカクテルを鮮やかな手さばきで披露してくれます。
Quyên Truong Thi:アジア料理担当。しかしその手際の悪さは料理人を名乗るにはふさわしくないのでは。おそらく、フラマン語が話せるアジア人シェフがいないのでしょうが、この程度の料理がテレビで放映されているようでは本格的アジア料理の家庭への普及は程遠いような・・・。
Thierry Theys:ベルギーの若き人気シェフ。日本料理の技法を取り入れたモダン・キュイジーヌが看板のようですが、正直技術的に懲りすぎていて、あまり美味しそうという感じはないかな。日本料理では新鮮な食材を活かすことが最大の使命ですが、それが欧州人の手にかかると美しい盛りつけの方に気持ちがいっていて、触りすぎてしまっている感じなのですよね。そのへん、感覚の違いでしょうが私はあまり好きではありませんでした。

上記以外にもいろいろなシェフが出てきましたが、全部は書ききれないのでこのへんで。

<Njamシェフ以外の料理番組でお気に入りのもの>
Jamie Oliver:世界的な人気の英国人のシェフ。若く行動的な青年が鮮やかな手さばきで料理をつくるところが見どころ。料理に関心の低かった英国での成功が彼の名声を高めました。単なるシェフとしてだけでなく、給食改善運動や道を誤った青年たちをレストランで雇って社会更生に助力するなどの慈善活動もする傍ら、バンドをやっていた経験を活かして歌を披露したり、広告活動をしたりといったマルチタレントとしても活躍。料理それ自体よりパフォーマンスを楽しむ番組かな。速水もこみちの料理番組などの雛形はおそらく彼の番組からでしょう。
http://www.jamieoliver.com/
Donna Hay  ‘fast, fresh, simple’ : オーストラリアの料理研究家Donna Hayが紹介する料理はシンプルで作りやすい。オーストラリア版・栗原はるみという感じ。おしゃれな西洋家庭料理を実際作ってみたい人におすすめの番組
http://www.donnahay.com.au/donna-hay-tv/
Sofie Dumont:フランダースのテレビ局vtmで放映されていた料理番組。女性料理研究家がフランダースの伝統料理を紹介してくれます。ベルギー料理のつくり方を一番学んだ番組です。おすすめ。
http://koken.vtm.be/chefs/sofie-dumont

テレビについて(4)娯楽番組


見ていた娯楽番組を列挙。

The Voice
オーディション形式の新人歌手発掘番組。もともとオランダのテレビ局が制作した番組がヒットして、世界中で各国版のTheVoiceが放送されています(クイズミリオネアのように番組のスタイル共通で各国で制作している)。ベギンホフのテレビではThe Voice2013シーズン、ベルギーワロン版/フランダース版/フランス版の3番組を見ることができたので、それを見比べて楽しみました。同じ雛形の番組であっても、やっぱり、フランス版が一番参加者のレベルもが高く、審査員のノリもよく、面白かったと思います。フランダース版が劣る感じでした。やっぱり人口に比例してますよね。
http://vtm.be/the-voice-van-vlaanderen
http://www.rtbf.be/thevoice/
http://www.tf1.fr/the-voice/

Famile
Vtmで毎晩19時50分頃から放映している、ベルギー版・連続テレビ小説。タイトル通りフランダース地域に住むファミリーを主役に様々な人間模様が描かれている様子。何分オランダ語がわからないので、ストーリーは???でしたが、ホームドラマなのでベルギー人の生活様式がわかるところが面白ポイントでした。
http://vtm.be/familie

My Kitchen Rules/Junior Master Chef/cupcake warsなど料理番組
オーストラリアの料理番組いろいろ。オーストラリアは積極的に海外に番組を販売しているのかな。英語の料理番組なので楽しく見ることができました。特に子供たちが料理に取り組み競い合うJuniorMasterChefは面白かったですね。
http://au.tv.yahoo.com/my-kitchen-rules/
http://en.wikipedia.org/wiki/Junior_MasterChef_Australia
http://www.lifestylefood.com.au/shows/cupcake-wars/

このほか、een(ベルギーのチャンネル1)では、クイズ番組(テトリスを利用したもの)や日曜の夜放映していたカップルお見合い番組、サッカーニュース関連では、vtmの日曜昼12時からのベルギージュピラーリーグ情報番組やRTLの月曜夜8時のサッカー放談のような番組を見ていました。また、BBCが見られた頃は夕方のクイズ番組pointlessやスヌーカー世界選手権(ビリヤードのようなゲーム)などを見てました。

あと、ベルギーのテレビ放送で特にびっくりしたことは、ラジオのスタジオ(番組)がテレビから同時放映されていること。朝はテレビ番組が休止されているため、その埋草だと思うんですが、これが結構面白い。毎朝eenでRADIO 2 OP ÉÉNを聞いて(見て?)いました。テレビに慣れるまでかなり時間がかかりましたが、滞在最後の方は視聴習慣もついて、結構楽しくテレビを見るようになりました。貴重な情報源でしたしね。

2013年1月27日日曜日

Belgium national anthem ベルギー国歌


オランダ語を教わりながらお茶を囲んで語らうという「オ茶会」。この「オ茶会」というのは、ベルギーに長くお住まいの方が、ご好意でルーヴェン初心者である日本人にオランダ語を中心にルーヴェンでの情報など、さまざまなことを教えくださるという素晴らしい会合です。この会合を通じて交流を深める日本人も多くいて、ルーヴェン市在住者にとっては欠かすことのできない集いとなっています。
そんな会合で話題にされたテーマのひとつ、「ベルギー国歌」。本日のブログ記事はこのベルギー国歌についてです。

De Brabançonne

O dierbaar Belgie
O heilig land der vaad'ren
Onze ziel en ons hart zijn u gewijd
Aanvaard ons hart en het bloed van onze adren,
Wees ons doel in arbeid en in strijd.
Bloei, o land, in eendracht niet te breken ;
Wees immer u zelf en ongeknecht,
Het woord getrouw, dat ge onbevreesd moogt spreken :
Voor Vorst, voor Vrijheid en voor Recht.
Voor Vorst, voor Vrijheid en voor Recht.
Voor Vorst, voor Vrijheid en voor Recht.

<フラマン語版翻訳>
おお、親愛なるベルギーよ
父なる先祖たちから受け継がれた聖なる国土よ
我らの魂と精神を汝に捧げん
我らの力と血管からほとばしる血潮を受け止めよ
労働においても、戦いにおいても、我々の目的において真摯であれ
咲き誇れ、我が国土よ、分裂することなき団結のもと。
常に汝は汝のまま自由たらんことを。
忠誠という言葉、これを汝が恐れずに語れるよう願う。
王のため、自由のため、権利のため

まあ、ちょっと拙いところもありますが、自己流で翻訳してみました

先生のお話では、そもそも、ベルギー国歌は「La Brabançonne(ラ・ブラバンソンヌ)」というフランス語の曲で、オランダとの戦いを経て独立を果たした「ベルギー王国」の国歌として1830年制定されました。しかしながら当時の公用語はフランス語。当然国歌もフランス語のものだけでした。フランダースに住むオランダ語系住人にとっては、これは長く納得がいかないものだったことは想像に難くありません。およそ100年後の1938年、ようやくフラマン語版・ドイツ語版の歌詞が国歌として認められるようになったそうです。

ところで、フラマン語の歌詞を教わったあと、家でインターネットでフランス語の歌詞と見比べてみたんですけど、二つの歌詞はピッタリ一致しているわけではないみたいですね。まあ、歌詞なので韻を踏む必要があるので、そのへんの調整のせいかもしれませんが・・・。「国語」=「日本語」があたりまえである日本人にとっては驚かされることではあります。
ベルギーでは、米国やカナダのように学校で国歌を教えないのでしょうか?97年、フランダース系出身の首相候補が、ベルギー建国記念日にテレビ記者から「国歌を歌ってみてください!」と言われてベルギー国歌を思い出すことができず、勘違いしてフランス国歌を歌って大スキャンダルになったという事件もあったそうですが・・・。(なぜフランダース系の人がフランス国歌を歌いだしたのかは不可解ですが)。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2258548/1859659

「ベルギーの国歌はなかなか激しい歌詞ですね」というのが先生のお話でした。ただ、戦いの勝利をもって国土を確定した国家の場合、こうした勇ましい歌詞が国歌として好まれるのは自然の流れかもしれません。私はかつてカナダに住んでいたことがあるのですが、ベルギーの国歌の歌詞の意味を教えていただいたとき、カナダ国歌を思い出しました。カナダの国歌はこの歌詞ととてもよく似ています。カナダもアメリカとの戦いの後国土を確定した国ですので、やはりその根源にある精神が似ているのかもしれません。また、カナダも英語とフランス語の2カ国後を公用語とする国ですので、2カ国語の歌詞が国歌として認められています。その点もカナダと似ているなぁと思ったりしました(参考のためにカナダ国歌も下に記載しておきますね)。

世界を見渡してみると、こうした勇ましい歌詞の国歌もたくさんあるようですね。フランス共和国の国歌「ラ・マルセイエーズ」などは、もともと革命歌なのでさらに激しい歌詞ですし・・・。
その一方、歌詞のない国歌というのもあります。たとえば、スペインの国歌には公式な歌詞がありません。もともとこれは、「国王行進曲」という歌詞のない曲を国歌(国曲?) としたものでしたが、過去には歌詞が書かれて使用された時期もありました (フランコ独裁時代など) 。しかし、現在では歌詞のない国歌として認定されています。実は、現在においても歌詞をつける動きがあるようですが、バスク地方やカタルーニャ地方(バルセロナ周辺)といった地域とスペイン国家との歴史的文化的な背景があまりに複雑ゆえに、この試みの実現も難しいようです。スペインでは一応カスティーリャ語=スペイン語ということで認定はされているのですが、他の地域の住民にとってカスティーリャ語はあくまでカスティーリャ地方(マドリード周辺地域)の言語であって「国語」と言われることには抵抗があるようです。ゆえに、国歌の歌詞も棚上げということでしょうか。

国歌というものひとつを取り上げていろいろ調べてみても、それぞれの国の実情が表れてきて本当に勉強になるなぁと思いました。


参考<Canada national anthem カナダ国歌>
O Canada!
Our home and native land!
True patriot love in all thy sons command.
With glowing hearts we see thee rise,
The True North strong and free!
From far and wide,
O Canada, we stand on guard for thee.
God keep our land glorious and free!
O Canada, we stand on guard for thee.
O Canada, we stand on guard for thee
おお、カナダ。我らがふるさと我らが故国!
汝のすべての子孫に宿る真の愛国心。燃ゆる精神とともに興隆する汝を見守らん。
真の北国の強さと自由よ!遠く遥かなるところから、我らは汝を守るため立ち上がらん。
神は我が祖国に栄光と自由を守り給う。おお、カナダ。我らは汝を守るため立ち上がらん。

参考<建国記念日も国歌も知らない? ベルギー次期首相>
2007年7月23日 AFP】ベルギーで建国記念日の21日、次期首相として組閣要請を受けているキリスト教民主フランドル党(CD&V)のイブ・ルテルム(Yves Leterme)党首が、公共放送の取材に対して何の祝日かを答えられず、またベルギー国歌を歌うよう求められてフランス国歌を歌った。
 国家行事である祝賀式典に到着したルテルム氏は、公共放送RTBFの取材で今日は何の祝日かと質問され、「憲法記念日」と返答した。実際は1831年7月21日、レオポルド1世(Leopold I)が国王に即位し、立憲君主国となったことに由来する建国記念日だった。
 さらに国歌を知っているかと問われ、2、3小節を歌うよう求められると、同氏はほほ笑みながらフランスの国歌「ラ・マルセイエーズ(La Marseillaise)」の冒頭部分を歌い始めた。記者に、本当にそれがベルギー国歌「ラ・ブラバンソンヌ(La Brabanconne)」の歌詞だと思っているのかと問われると「分からない」と答えた。
 ただしRTBFは、建国記念日制定の由来を知っているベルギー人は5人に1人にすぎないと、ルテルム氏を「擁護」した。
 ルテルム氏率いるフラマン系のCD&Vは、6月10日の総選挙で30議席を獲得し、与党を抜いて第1党に躍進。約8年ぶりの政権交代となり、ルテルム氏は7月15日に国王アルベール2世( King Albert II)から組閣要請を受けた。
 ベルギーの人口約1050万人のうち、オランダ語を話すフラマン地域に600万人、フランス語を話すワロン地域に350万人、フランス語人口が大半を占める首都ブリュッセル(Brussels)に100万人が住む。
 フラマン地域は国内で最も裕福な地域で、同地域の各政党は、政治勢力の拡大、特に雇用政策の運営権限を連邦政府から地域政府に移譲するよう、連邦政府に求めている。(c)AFP

2013年1月26日土曜日

2013年1月24日木曜日

Belgian trainee teachers fail in basic general knowledge

ベルギー教員志望者、3割が「米国の場所」不正解=調査

[ブリュッセル 23日 ロイター] 将来ベルギーの教育を担っていく若者たちの間で、基本的な地理や政治などの一般常識が欠如していることが、23日に発表された研究結果で分かった。

リンバーグ・カトリック・ユニバーシティー・カレッジの研究者らは、ベルギーで教員養成のための大学に通う学生1000人を対象に調査を行った。選択式の問題を114問出題し、学生の一般常識レベルを測定した。
その結果、全体の3割が地図上で米国の位置を示すことができず、半数近くは太平洋の位置を知らなかったことが判明。さらに、中華人民共和国建国の父とされる毛沢東の写真を見ても3分の2は誰か分からず、北朝鮮の故金正日総書記だとの回答が最も多かった。
調査を行った研究者によれば、日ごろからニュースをチェックしたり、新聞を読んだりしている生徒は比較的良い成績だったという。2013年 01月 24日 14:15 JST
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE90N02L20130124

BRUSSELS (Reuters) - A large number of Belgium's future secondary school teachers struggle with basic concepts of geography, politics and history, a study published on Wednesday has shown.
Among final year teaching students involved in the study, one in three could not identify the United States on a map and almost half did not know where the Pacific Ocean was.
Shown a picture of Mao Zedong, two in three could not recognise the Chinese Communist leader, with the most common response being that it was the late North Korean leader Kim Jong-il.
Researchers at the Limburg Catholic University College tested 1,000 students in eight teacher training colleges in Belgium's Flemish region.
The test, which asked 114 multiple choice questions, was carried out because students often showed gaps in their general knowledge, the researchers conducting the test said.
"Nobody is completely taken aback by the results," Erik De Winter of the Limburg Catholic University College said.
When asked which political ideology stood for the redistribution of wealth, higher taxes and state involvement only one in two answered socialism.
Students who followed the news and read newspapers scored better in the test than those who said they did not, De Winter said. He added the college would now carry out further research to see how the situation could be improved.
The Flemish education ministry said it was already rethinking the training of its future teachers and would, if necessary, make adjustments by summer 2013.
(Reporting by Robert-Jan Bartunek; editing by Philip Blenkinsop and Paul Casciato)
http://news.yahoo.com/belgian-trainee-teachers-fail-basic-general-knowledge-230821214.html

2013年1月21日月曜日

ルーヴェンでの日本人コミュニティ

ルーヴェン市にはおそらく100名前後の日本人が滞在しているのではないでしょうか。(あくまでこれは私の印象ですので正確な数字ではありませんが)。思ったよりも多くの日本人が長期在住しているので、街で日本人を見かけることもよくあります。そうした滞在者をカテゴリー分けをすると、主に以下の4つに分けられると思います。
(1)KU Leuven関係
(2)企業関係
(3)留学生
(4)永住者

それぞれのカテゴリーでのつながり(職域や留学生同士など)は当然あると思うのですが、ルーヴェンには、横断的なつながりとして「ルーヴェン日本人会」というものがあります。幹事の方ににその活動内容についてうかがったところ、年2回程度の集いとメーリングリストの管理を行っているそうです。残念ながら私自身は日本人会の活動に直接参加する機会には恵まれませんでしたので、活動の詳細についてここで記載することができません。申し訳ありません。
もしこの活動に興味があるなら、日本人を見かけたとき積極的に声をかけてみると良いと思います。相手の方は一瞬びっくりされるとは思いますが、みなさん新しく来られた方の苦労を理解されているので、こころよく相談に乗ってくれ、受け入れてくださると思います。私もそのようなきっかけを通じて、いろいろな日本人の方に助けていただきました。ご助言くださった方々に改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

またこの日本人会とは別に、ルーヴェンにはオランダ語を教わりながらお茶を囲んで語らうという「オ茶会」という会合もあります。この「オ茶会」というのは、ベルギーに長くお住まいの日本人の方が、ご厚意で、ルーヴェン初心者である日本人に、週一回オランダ語を中心にルーヴェンでの情報などさまざまなことを教えくださるという素晴らしい会合です。(女性限定)

ちなみに、私たちの住むKULeuvenの宿舎・ベギンホフにも何組かの日本人が滞在されています。もちろん、入れ替わりはありますが、常時数組は居住しているようです。

参考:ルーヴェンで多くの日本人が勤務しているimecについてはこちらのブログに詳しいです。
http://apsslaboratory.blogspot.jp/2011/12/blog-post.html

2013年1月19日土曜日

Namur ナミュール 1月

ナミュールに行きました。今回は、ベルギー7大秘宝の一つユゴー・ド・ワニーの御物(13世紀初頭の修道士金工師だったユゴーが制作した福音書カバー、聖餐杯、聖遺物箱など)を見に。以前はノートルダム女子修道院の宝物室に展示されていたのですが、現在はナミュール古典美術館に移動(入館料3.00EUR・内部撮影不可)。

画像はwikipediaから
お昼は前回と同じ「Phat Thai 」へ。3コースランチ(A) 17.50EUR
46 rue des Carmes, Namur 5000, Belgium
+32-(0)81-22.86.17
http://www.la-carte.be/db/namur/phatthai/index.html 
Cuisine : Thai
Closed : Monday

地球の歩き方に掲載されていたショコラティエで、ナミュール名物の生キャラメル 「Les "BIÉTRUMÉS" de NAMUR」も購入。



そのあとは、セール中のナミュールをウィンドウショッピング。とっても寒い一日でしたが、ワロンの雰囲気を楽しみながら歩きました。

2013年1月16日水曜日

雪景色 winter scenery (2)











A beautiful, clear, sunny day after snow.
From Groot Begijnhof to the Arenberg castle
.

Japanese airlines ground Dreamliners after emergency landing


EURONEWS
TOKYO (Reuters) – Japan’s two leading airlines grounded their fleets of Boeing 787s on Wednesday after one of the Dreamliner passenger jets made an emergency landing, the latest in a series of incidents to heighten safety concerns over a plane many see as the future of commercial aviation.
All Nippon Airways Co said instruments aboard a domestic flight indicated a battery error, triggering emergency warnings to the pilots. Shigeru Takano, a senior safety official at the Civil Aviation Bureau, said a second warning light indicated smoke.
Wednesday’s incident, described by a transport ministry official as “highly serious” – language used in international safety circles as indicating there could have been an accident – is the latest in a line of mishaps – fuel leaks, a battery fire, wiring problem, brake computer glitch and cracked cockpit window – to hit the world’s first mainly carbon-composite airliner in recent days.
“I think you’re nearing the tipping point where they need to regard this as a serious crisis,” said Richard Aboulafia, a senior analyst with the Teal Group in Fairfax, Virginia. “This is going to change people’s perception of the aircraft if they don’t act quickly.”
ANA, which said the battery in the forward cargo hold was the same lithium-ion type as one involved in a fire on another Dreamliner at a U.S. airport last week, grounded all 17 of its 787s, and Japan Airlines Co suspended its 787 flights scheduled for Wednesday and Thursday.
The two airlines, which operate around half of the 50 Dreamliners delivered to date, said they would decide on Thursday whether to resume Dreamliner flights the following day.
COMPREHENSIVE REVIEW
The 787, which has a list price of $207 million, represents a leap in the way planes are designed and built, but the project has been plagued by cost overruns and years of delays. Some have suggested Boeing’s rush to get planes built after those delays resulted in the recent problems, a charge the company strenuously denies.
Both the U.S. Federal Aviation Administration (FAA) and the National Transportation Safety Board (NTSB) said they were monitoring the latest incident as part of a comprehensive review of the Dreamliner announced late last week.
ALARM TRIGGERED
ANA flight 692 left Yamaguchi in western Japan shortly after 8 a.m. local time (2300 GMT Tuesday) bound for Haneda Airport near Tokyo, a 65-minute flight. About 18 minutes into the flight, the plane descended and made an emergency landing 16 minutes later, according to flight-tracking website Flightaware.com.
A spokesman for Osaka airport authority said the plane landed at Takamatsu at 8:45 a.m. All 129 passengers and eight crew evacuated via the plane’s inflatable chutes. Chief Cabinet Secretary Yoshihide Suga said five people were slightly injured.
At a news conference – where ANA’s vice-president Osamu Shinobe bowed deeply in apology – the carrier said a battery in the forward cargo hold triggered emergency warnings to the pilots, who decided on the emergency action. “There was a battery alert in the cockpit and there was an odd smell detected in the cockpit and cabin, and (the pilot) decided to make an emergency landing,” Shinobe said.
In a statement later, ANA said the main battery in the forward electrical equipment bay was discoloured and there were signs of leakage.
Passengers leaving the flight told local TV there was an odour like burning plastic on the plane as soon as it took off. “There was a bad smell as soon as we started and before we made the emergency landing there was an announcement and the stewardess’ voice was shaking, so I thought this was serious,” one passenger toldTBS TV.
Another man told a local broadcaster: “There was a strong, burning smell, but the smoke appeared after they opened the emergency doors, after we landed.”
Marc Birtel, a Boeing spokesman, told Reuters: “We’ve seen the reports, we’re aware of the events and are working with our customer.”
Robert Stallard, analyst at RBC Capital Markets, said lost revenue at the Japanese airlines could prompt compensation from Boeing. “What started as a series of relatively minor, isolated incidents now threatens to overhang Boeing until it can return confidence, and this looks to be a near-term challenge given the media’s draw to all things 787,” he said.
UNDER REVIEW
In Asia, only the Japanese and Air India have the Dreamliner in service, but other airlines are among those globally to have ordered around 850 of the new aircraft.
Australia’s Qantas Airways said its order for 15 Dreamliners remained on track, with its Jetstar subsidiary due to take delivery of the first of the aircraft in the second half of this year.
India’s regulator said it would wait for a safety report from Boeing, expected later on Wednesday, before deciding whether to ground the six Dreamliners operated by state-owned Air India. “We have formed a small team and are having discussions with Boeing as well as Air India, and working out the basic problems to the basic electrical systems, and then we’ll take a final call on this,” Arun Mishra, Director General of Civil Aviation told reporters.
United Airlines, the only U.S. carrier now flying the 787, said it was not taking any immediate action in response to the latest incident. “We are looking at what is happening with ANA and we will have more information tomorrow,” a spokeswoman said.
The Dreamliner’s problems echo those of rival Airbus, which a year ago survived a crisis of public confidence after a series of incidents with wing cracks on its A380, the world’s largest passenger jet. Those problems tested the manufacturer’s relations with airlines, but no plane orders were cancelled.
BATTERY TECHNOLOGY
Shares in GS Yuasa Corp, a Japanese firm that makes batteries for the Dreamliner, fell 4.5 percent. The Kyoto-based firm said it was too early to comment on the situation.
The use of new battery technology is among the cost-saving features of the 787, which Boeing says burns 20 percent less fuel than rival jets using older technology.
Lithium-ion batteries can catch fire if they are overcharged, and once alight, they are difficult to put out as the chemicals produce oxygen, Boeing’s chief engineer for the 787, Mike Sinnett, told reporters last Wednesday. He said then that lithium-ion was not the only choice of battery, but “it was the right choice”.
Shares in other Dreamliner suppliers in Japan came under pressure, with Toray Industries Inc, which supplies carbon fibre used in the plane’s composites, also down 4.5 percent, and Fuji Heavy Industries, Mitsubishi Heavy Industries and IHI off 2.5-4 percent on a benchmark Nikkei that was 2.6 percent lower. ANA shares slipped 1.6 percent.
PUBLIC CONFIDENCE
Japan’s transport minister on Tuesday acknowledged that passenger confidence in the Dreamliner was at stake, as both Japan and the United States have opened broad and open-ended investigations into the plane after the recent incidents.
The 787 is Boeing’s first new jet in more than a decade, and the company’s financial fortunes are largely tied to its success. The plane offers airlines unprecedented fuel economy, but the huge investment to develop it coupled with years of delay in delivery has caused headaches for customers, hurt Boeing financially, and created a delivery bottleneck.
Boeing has said it will at least break even on the cost of building the 1,100 new 787s it expects to deliver over the next decade. Some analysts, however, say Boeing may never make money from the plane, given its enormous development cost.
Any additional cost from fixing problems discovered by the string of recent incidents would affect those forecasts, and could hit Boeing’s bottom line more quickly if it has to stop delivering planes, analysts said.
(Additional reporting by Olivier Fabre, Kentaro Sugiyama, Mari Saito, Yoshiyuki Osada, Deborah Charles, Alwyn Scott, Tim Hepher, Anurag Kotoky and James Topham; Writing by Ian Geoghegan; Editing by Paul Tait and Alex Richardson)
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Copyright 2013 Reuters.

雪景色 winter scenery (1)

この冬初めて、Leuvenでは本格的な積雪がありました(チラチラ降ったことはあっても積もらなかった)。フランダース地方では、多いところで15cmの積雪があったそうです。ルーヴェンは5cmくらいかな。自動車道路の雪は車が通るのですぐぐしゃぐしゃになってしまいましたが、ベギンホフの庭や公園にはふんわりと雪が積もっていました。雪が積もると、何となく外が明るいのだということを初めて知りました。

2013年1月8日火曜日

公現祭のパン the Epiphany

Begijnhofの各家に公現祭のパンが配られました。ドアのところに置いてあってびっくり。その由来に関しては、「ペロリンチョ 」さんのブログに詳しく書いてあったことを思い出しました。こんな風習を大切にしているところもここに住む醍醐味ですね。

2013年1月6日日曜日

マグロの初競り ニュース Record price for blue fin tuna at Japan annual auction

日本のマグロの初競りニュースがユーロニュースやフランダースのテレビ局でも取り上げられていました。マグロ一匹に5649万円!というのが信じがたいのでしょう。「ご祝儀」とか「大間のマグロ」とかいう感覚がわかるのかな?やっぱり「不思議の国ニッポン」という感じですかね。参考までに下にスポニチのニュース記事も貼っておきます。
 



Record price for blue fin tuna at Japan annual auction
Japanese businessman Kiyoshi Kimura has paid 1.38 million euros (155.4 million yen)
 for a blue fin tuna – more than three times the previous high – which he also set one year ago. 
 The 222-kilogram fish will be served to Kimura’s customers. Blue fin tuna is annually sold in a traditional New Year’s auction. 
 Japan consumes 80 percent blue fin tuna caught worldwide.
http://www.euronews.com/2013/01/05/record-price-for-blue-fin-tuna-at-japan-annual-auction/
すしざんまい落札!築地マグロ初競り史上最高5649万円  

東京・築地の中央卸売市場で5日、今年初の取引となる「初競り」が行われた。“目玉”となる国産クロマグロが昨年の最高値を2400万円上回る5649万円(1キロ当たり21万円)で競り落とされた。最高値の更新は2年連続。落札したのは築地に本店を持つ寿司チェーン店。ここ数年、最高値を落札してきた香港の寿司チェーン店らに競り勝っての購入に、関係者もえびす顔だった。  

初競り前に市場関係者が集まり、卸売業者の代表が「水産に従事する多くの仲間を震災で失ったが、できることをしっかりやっていこう」とあいさつ。手締めで商売繁盛を祈願し、カランカランと鐘の合図とともに競り開始。競り人の威勢の良い値決めの声が響いた。  

全国各地から届いた生マグロは560本。1本ずつ入札が進められ、269キロの青森県大間産クロマグロの番に。値段はグングン上昇。最後は3人が競り合い、史上最高値だった昨年を2400万円上回る5649万円にまで跳ね上がった。  

落札したのは寿司チェーン「すしざんまい」を運営する喜代村(東京)。近年は香港の寿司チェーンによる落札が目立っていたが、木村清社長(59)は「海外に持っていかれるより、国内で良いマグロを食べてほしい。東日本大震災や経済低迷があるが、日本みんなで頑張ろうと景気づけをしたい」と話した。  

握り寿司は赤身が134円、中トロが313円、大トロと「あぶりとろ」は418円(いずれも1貫)の通常価格で提供する大盤振る舞い。木村社長は「赤字覚悟だが、日本を元気づけたい」と笑顔を見せた。ある市場関係者は「元を取るには赤身で1万円、中トロで1万5000~2万円、大トロで2万~3万円にしないと。ご祝儀とはいえちょっとやり過ぎだなあ」と話した。  

最高級マグロの代名詞・大間産。しかし、昨年は津軽海峡を挟んだ対岸の北海道戸井産に3249万円(342キロ)の値が付き、記録の残る1999年から12年連続で守ってきた最高値の座を明け渡した。敗因は魚の鮮度。大間漁協はこれまで年末に取れたマグロを初競りに出していた。指定席“奪還”のため築地の初競りに間に合わせようと、例年1月5日までの休漁日を2日繰り上げ、3日夕に初出漁。4日朝までに水揚げされた計4本のうち、最も大きな1本が最高値となった。トップ返り咲きのニュースに漁協関係者も喜びに沸いた。売り上げの8割は漁師に渡るという。 . [ 2013年1月6日 06:00 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/01/06/kiji/K20120106002376150.html

2013年1月5日土曜日

Tot aan de Maan en Terug ドキュメンタリー番組

今日は面白いテレビ番組を見ました。
フランダースのテレビ局「een」が放映している「Tot aan de Maan en Terug」という番組で、どうやら海外に住んでいるフランダース人をその友人が訪ねていく様子を撮影したドキュメンタリー番組らしく、今日放映されていたのはそのシリーズの一本「日本・大阪編」でした(私はフラマン語はわかりませんので、ほぼ推測ですが)。
9時35分からの30分番組。番組案内(フラマン語ですが貼っておきます)

21:35
zaterdag 5 januari
Seizoen 1 Aflevering 3
België
Duurtijd: 25 min
Stijn is gek van Japan, alleen, hij kent het enkel uit tijdschriften. Zijn beste vriend Rob probeert in Osaka voet aan de grond te krijgen als fotograaf. Maar als jonge vader is het voor Stijn niet eenvoudig om daar te geraken. Wanneer Annick Stijn de gelegenheid geeft om met haar naar Osaka te gaan, twijfelt hij geen minuut. Het wordt een heel blij weerzien en Stijn geniet van elke seconde in dit aparte land.

このドキュメンタリーに出てくる青年は、リンブルグ州生まれ・大阪在住のフランダース人カメラマン・ロブ・ウォルバースさん。日本フランダースセンターで展覧会を開いたこともあるようです。
その記事のリンク。http://www.flanderstoday.eu/content/big-japan
ロブさんのプロフィールhttp://robwalbers.com/new/index.php?/profile/profile/

彼を友人であるミュージシャン・Stijnさんが訪ねていく様子がこの番組の中心ですが、背景にあるのは「不思議の国・ニッポン(大阪)」の映像。旅館・畳・和食、靴をぬぐこと。ウォシュレット。Robさんと彼女の住む小さなマンションでのたこ焼きパーティ。Robさんの写真家としての仕事ぶり(郷ひろみを撮影してました!)。街ゆく人々の様子・着物の女性や交通整理の男性・心斎橋の雑踏。たこ焼き屋台・かに道楽の動く看板やグリコのネオンサイン。御堂筋。ゴスロリルックの女性たちやブティック。ホスト。ラブホテル。携帯電話。ランドセルを背負った制服の小学生。そうした大阪の喧騒を切り取った映像が中心でしたが、同時に電車で30分ほど行った武田尾周辺の水辺と紅葉の美しさも放映されていて、日本人としてはちょっとホッとしました。もちろん、エキセントリックで先鋭的なポップカルチャーも日本ですが、自然の美しさ穏やかさも日本の魅力ですから。

この番組はどのようにフランダース人の目にうつったのでしょうか?
次回はマダガスカルで暮らすフランダース人を訪ねるようですから、それと対比してみるのも面白いかもしれません。

Nieuwjaarsdrink (ニューイヤードリンク)

ルーヴェン市議会主催の新年会?Nieuwjaarsdrink。フリーでケーキ、ジュース、コーヒー、ビールが飲み放題・食べ放題。ガレットデロワにちなんで、ケーキの中からアタリが出たら、景品ももらえるという大盤振る舞い。(写真左下:景品の内容が書いてあるみたい。残念ながら当たりませんでした)ルーヴェンって、楽しい催しがあるんだな。豊かだな。と改めて思わせてくれるイベントでした。
ちなみに、アントワープ(2013年1月6日)やゲント(1月13日)でも開催されるそうなのでお近くの方は行ってみてはいかがでしょうか。

  
 
Zaterdag 5 januari 2013 | van 15.00 tot 18.00 uur | Grote Markt | gratis
Klink samen met je stadsgenoten op het nieuwe jaar. Het stadsbestuur trakteert alle Leuvenaars op een nieuwjaarsreceptie met bier, koffie en gebak op de Grote Markt.

2013年1月4日金曜日

Winter Wonders. Sound and light show at the Grand-Place グランプラス ライトアップ

冬のグランプラスを楽しんでもらうためのイベント、グランプラスでは音と光のショーが開催されています。

Sound and light show
Dates: 30 November - 27 December (daily)
Opening hours: Monday to Thursday: 6:00 > 10:00 PM (every 30 minutes)
Friday, Saturday and Sunday: 6:00 - 11:00 PM (every 30 minutes).
http://visitbrussels.be/bitc/BE_en/minisite_winterwonders/content/7090/grand-place-and-electrabel-nights.do

2013年1月2日水曜日

一般参賀 テレビニュース

euronewsで1月2日の一般参賀の様子が報道されていました。
http://www.euronews.com/nocomment/2013/01/03/japans-emperor-sends-best-wishes-for-2013/
Japan’s Emperor Akihito greeted tens of thousands of Japanese citizens and foreign visitors at the Imperial Palace in Tokyo to ring in the New Year with his annual message to the public. He took the occasion to express his sympathy for victims affected by the earthquake and tsunami disaster that hit northern Japan in March 2011.